注目のヴィンテージシャネル|価格が急上昇した理由とおすすめヴィンテージの選び方
■INDEX
・ヴィンテージシャネルの価格が高騰中
・そもそもヴィンテージとは
・ヴィンテージシャネルはなぜ高い?
・買取評価が高いヴィンテージシャネルアイテムとは?
・ヴィンテージシャネルは今が売り時!?
■ ヴィンテージシャネルの価格が高騰中
2019年ごろ、“ヴィンテージシャネル”という言葉が注目され、中古市場でも価格が高騰しました。
2023年3月現在でも、ヴィンテージ相場は高止まりを続けています。
今回は今注目を集めているヴィンテージシャネルについての疑問についてお答えしていきます。
■そもそもヴィンテージとは
”ヴィンテージ”という言葉の定義は曖昧であり、人によって指し示す年代が異なることがあります。
そんな中で”ヴィンテージシャネル”は「製造から20年以上経ったもの、1980~90年代に製造されたもの」を指すことが多いとされています。
他のヴィンテージアイテム――一例としてヴィンテージギターは「1970年代以前のものを指すことが多い」、ヴィンテージ家具は「製造から100年経っておらず、古くて価値があるもの(100年以上経つと”アンティーク”になる)を指す」ようです。
この記事では”ヴィンテージシャネル”は上記の通り「製造から20年以上経ったシャネル製品」という意味で使います。
シャネルにおいては、シリアル番号からある程度の目安の年式を知る方法があるため、気になる方はこちらの記事もご覧ください。
■ ヴィンテージシャネルはなぜ高い?
なぜヴィンテージシャネルは高騰したのか?
SNSを中心にヴィンテージファッションが盛り上がり、それに伴い需要が増えた事がきっかけではないかと考えます。
また中古市場の特性上、需要が供給より高いアイテムほど価格が高騰します。
ヴィンテージ品は年代物のため、復刻モデルが製造されない限り品数は少なくなり、現行では製造されない人気アイテムは価格が高くなる要素が強いといえます。
参考に、ヴィンテージシャネルの中でも人気の高い”マドモワゼル”というバッグのKOMEHYOでの販売価格の推移をご覧ください。
マドモワゼル
※1993~1994年頃製造品の比較です。
※金額は目安であり、コンディションによって大きく金額が異なる場合があります。
こちらのグラフから、販売価格が2019年ごろを皮切りに大きく上昇していることがわかります。前述の通り、需要が増えたことで中古市場相場も高騰し、それが現在でも高止まりしているためヴィンテージシャネルは高額で取引されているのです。
ヴィンテージシャネルの価値とは
ヴィンテージシャネルの価値とは何でしょうか。
何に価値を見出すかは人によってさまざまですが、個人的にはヴィンテージシャネルの大きな価値は3つあると考えます。
今では手に入らないという希少性
ヴィンテージシャネルのデザインは、今では生産終了となっているものがほとんどです。
ブティックに行っても手に入らない希少性や、他の人と被ることのほとんどない特別感がプレミアムなイメージをより強めているのではないでしょうか。
現在でも問題なく使える不変性
シャネルのバッグはレザー、金具、縫製の仕方に至るまで、全ての素材の品質が高いことは言うまでもありません。
そのため、現在でも問題なく使用できるコンディションのヴィンテージバッグが多くあります。
また、年代物でも古臭さを一切感じさせないタイムレスなデザインは、時を越えた今でも変わらない価値として認められているのです。
現行品と比較してリーズナブルな価格
ヴィンテージ品の多くは現行品よりも定価上昇の影響を受けづらいため、リーズナブルな価格で購入できるバッグも存在します。
現行品では手が届かないような価格のバッグでも、ヴィンテージ品ならよく似たデザインのものがお買い得な金額で販売されていることも珍しくありません。
■ 買取評価が高いヴィンテージシャネルアイテムとは?
ここまではヴィンテージシャネルの相場について説明しましたが、全ての製造年式が古いアイテムの相場が高騰しているわけではありません。
買取で評価されやすいデザインの傾向としては「シャネルであることが一目でわかるアイコニックなデザイン」「現行デザインに近いデザイン」です。
▼1
▼2
上記の2つのアイテムはともに20年以上前の製造ですが、買取価格は2のバッグの方が2倍以上高値となります。
2の買取額が高いポイントとしては、上記に掲げられたように「中央に位置するココマークの装飾」「チェーンショルダーというシャネルの普遍的なデザイン」が挙げられます。
次に買取評価が高いアイテムの一例をご紹介します。
マトラッセチェーンバッグ
現在でもブティックで販売されているシャネルの代名詞ともいえるバッグです。
2022年になってから定価の上昇が続いており、2023年3月現在の定価は25cmのサイズで1,300,000円(税抜)です。
定価上昇の影響もあり、ヴィンテージ品でも綺麗なものは50~60万円ほどで中古市場で販売されています。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
マドモワゼル
写真のようなストライプの入ったチェーンバッグはマドモワゼルという名前で呼ばれています。
マトラッセと違い現行品ではこの模様はなく、チェーンバッグのシルエットが好きだけど人と被りたくないという方におすすめです。
バニティバッグ
バブル当時は化粧品用のバッグとして使われていたバニティバッグも、現在ではおしゃれなファッションアイテムのミニバッグとして使用されることが増えました。
こちらはキルティングが2重の縫い目(通称”ビコローレ”)になっており、レトロ感がより感じられる一品です。
バニティバッグについてまとめた記事はこちら。
ココマーク ブローチ
ココマークモチーフのブローチは、時が経ってもシャネルの象徴として世界中の女性に親しまれています。
特にこちらのような複雑な幾何学模様が施されたものは希少価値が高く、評価が高くなりやすい傾向にあります。
ブローチ以外でも他のアクセサリー類や、バッグの金具に幾何学模様があるものはとても珍しく、見かけることができたらラッキーなアイテムの一つです。
■ ヴィンテージシャネルは今が売り時!?
ヴィンテージシャネルの中古市場相場が高くなっているということは、買取金額も高騰していることを意味します。
2019年以前と以後では、コンディションやデザインにもよりますが買取金額が2倍以上に上がっているものも存在します。
そのため、使わなくなったシャネルのバッグを売るのなら今が売り時とも言えるでしょう。
当時の思い出がいっぱい詰まったバッグ。
もし手放すのなら後悔なく安心して手放したいですよね。
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