ある部分をみれば、エルメスのエキゾチックレザーは見分けられる!? 種類とあわせてご紹介

エルメスではさまざまな種類の革を使ったアイテムがあります。

天然素材の革製品は生息地域、オス・メス、血管の筋の深さ、固さ・柔らかさなどの革質が変わり、同じものがない1点物なのも魅力のひとつです。

今回はそんな革製品の中でも、エルメスのエキゾチックレザーに焦点をあてて種類と見分け方をお伝えしていきます。

※革の種類についてはこちらから
エルメスの素材選びで失敗したくない方に,オススメするポイントはこちら>>

はじめに

ワニ革を始めとする爬虫類の素材は、絶対数が少なく希少性が高いこともあり、高級品として取り扱われています。

革の特徴としては、牛革と比較して、軽量かつ、革質自体に張りがある為、型崩れは比較的しにくい素材といえます。

また、クロコダイルとアリゲーターは同じワニでも生息地域も異なる為、その見た目も大きく異なってきます。

〇クロコダイル
生息地域・・・主にアフリカに広く分布。
・見た目の違い
アリゲーターと比較して、口先が長く尖っている。
口を閉じたときに、下の第4歯が飛び出している。

〇アリゲーター
・生息地域・・・主にアメリカ、オーストラリアに広く分布。
・見た目の違い
クロコダイルと比較して、口先までの長さが短く、丸い。
口を閉じたときに、下の第4歯が外に飛び出していない

エルメスで使用される爬虫類素材

エルメスのエキゾチックレザーには、
ワニ革の クロコダイル(ポロサス・ニロティカス)・アリゲーターで3種類、トカゲ革のリザードで1種類の計4種類があります。

ひとつひとつの特徴と見分け方を見ていってみましょう。

ポロサス(Porosus Crocodile)

別名「スモールクロコダイル」。その名の通りウロコが小さく、左右対称で見たときにもウロコの並びは非常に綺麗です。
その細かさから、財布などの小物類にも使用されています。

■ 見分け方・・・HERMES PARISの刻印の横に「Λ」マークの刻印が施されています。

ニロティカス(Niloticus Crocodile)

直訳すると、”ナイル川のクロコダイル”。アフリカ・ナイル川流域に生息するワニ革を使用した素材になります。
ポロサスと同様にウロコは小さく、左右の並びは綺麗にならんでいます。

■ 見分け方・・・HERMES PARISの刻印の横に「・・」マークの刻印が施されています。

アリゲーター(Aligator Crocodile)

主にアメリカ ミシシッピ川に生息するアリゲータを使用した素材。
ポロサス、ニロティカスなどと比較すると、ウロコは大きく、主にバッグ類に使用されています。

■ 見分け方・・・HERMES PARISの刻印の横に「□」マークの刻印が施されています。

リザード

主に東南アジアに生息するトカゲを使用した素材。細かく綺麗に並んだ班が特徴です。
ワニと比較して、体長・身幅が大きくない為、小さめのバッグ類や小物類に使用されています。

■ 見分け方・・・HERMES PARISの刻印の横に「━」マークの刻印が施されています。

最後に

エルメスで使われている爬虫類素材を中心に解説してきました。

素材を見ただけでは種類の分別が難しいですが、エルメスにおいては刻印のまわりを見ることで、見分けることができます。

ぜひ、お持ちのアイテムで確認してみて下さい。

 

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