エルメス|バーキンとケリーの金具カラーの種類と特徴について

エルメスのバーキンやケリーをご検討中のお客様から、よくこんな相談をお受けします。
「金具のカラーは、どの色がいいの?」
金具のカラーのバリエーションも、素材同様に豊富なので悩まれる気持ちもよく分かります。
そこで今回は、以前のエルメスの素材についてに続き、”金具のカラー”についてそれぞれの特徴も合わせて説明したいと思います。
エルメスの素材選びで失敗したくない方に,オススメするポイントはこちら>>

 

はじめに

エルメスでバッグや財布に使用される金具の素材のほとんどは、”パラジウム”や”真鍮”を使用しています。
ホワイトゴールドや18金などの貴金属が使用されるケースは、ダイヤモンドが金具に装飾されている場合を除き、ほとんどありません。
こちらでご紹介する”シルバー”や”ゴールド”は、素材ではなく、見た目の”カラー”として説明します。

シルバー

エルメスの中でも定番の金具カラーになり、財布・アクセサリーを含めて一般的に使用されています。
銀色の落ち着いたカラーですが、光沢感のある処理が施されている為、女性らしい煌びやかな印象を与えてくれます。

マットシルバー

先ほどのシルバー金具の表面の光沢感を抑えた処理が施されており、見た目の印象も、通常の金具より落ち着いた印象を与えてくれます。
10年ほど前には、バーキンとケリー以外のバッグに使用されるケースも多くありましたが、ここ最近では、パーソナルオーダー(特注品)や爬虫類系の素材、メンズバッグなどエルメスの中でも限定されたアイテムに使用されている金具といわれています。

ゴールド

シルバーと比べ、歴史が古く、ヴィンテージと呼ばれる年式にも使用されている金具のカラーです。シルバーと比較して、高級感や華やかさが、よりいっそう引き立つカラーといえます。

マットゴールド

シルバーと同様に、光沢感を抑えた処理が施されています。
生産量は少なく、エルメスの中でも限定されたアイテムに使用されています。

パーマ ブラス

素材は黄銅となり、ゴールドと比べて淡い金色が特徴です。
使用され始めた時期は、7年ほど前といわれており、エルメスの中でも比較的新しい金具の素材です。
バーキンやケリーなどだけでなく、スカーフリングなどのアクセサリー類にも使用されています。

ピンクゴールド

3年ほど前から使用されている、比較的新しい金具のカラーです。
通常のゴールドより、ほんのりピンクがかった柔らかい色合いが特徴です。
現状で展開しているアイテム少なく、バーキンやケリー、コンスタンスなどのシリーズで用いられています。

ルテニウム

光沢感はありますが、深みのあるグレーカラーが特徴となる金具で、生産数が少ない為、流通量も少ないです。
暖色系や寒色系のカラーのどちらにも使用されています。
個人的には、特にバーキンやケリーなどのブラックやグレーなどと相性が良く、洗練された落ち着きのある印象になると思います。

ブラック

エルメスの中でも入手困難なアイテムといわれている、限定生産された”SO BLACK”シリーズに使用されています。
ルテニウムと比較すると、非常に黒に近いカラーになっています。
また、こちらのシリーズの箱や保存袋の色は通常使用されるオレンジやベージュではなく、ブラックになりエルメスにおいて”唯一”、付属品と本体の色が統一されているということで、非常に人気が高いシリーズになっています。

最後に

エルメスの金具のカラーだけでも、これだけ種類があるのは驚きですね。
バーキンやケリーなど、本体の革の色だけでも迷ってしまうのに、金具の色まで考えたら決めきれない!という方も多いと思います。
個人的には、まず革の色を決定し、次に革の色にあう金具をシルバー系かゴールド系で選択していく順序がオススメです。
金具のカラーは、アイテム全体の印象を変えてしまうほどの大切なポイントになりますので、素材同様の重要ポイントとして選んでいただければ、きっとあなたにピッタリのアイテムが見つかるはずです。

 

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