高級腕時計の時計通信

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7.7.2017

これぞ外しの「サブマリーナ」!  チュードルサブマリーナの魅力 ~ロレックスの兄弟サブマリーナ~

Komehyo

ブログ担当者:篠田

 

今回は、チュードルサブマリーナ」の魅力について紹介します。

 

 

「サブマリーナはロレックスの時計じゃないの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんので、少し説明します。

 

チュードルは、ロレックスの“弟ブランド”です。例えると、衣料ブランドの“ユニクロ”と“GU”のような関係です。チュードルはロレックスの“弟ブランド”だからこそ、サブマリーナがラインナップされたのです。もちろん、同じ「サブマリーナ」という名称をもつだけあって、両モデルのデザインは似ています

 

↑デザインが酷似するサブマリーナ

※左チュードル製、右ロレックス製

 

そして私は、チュードルのサブマリーナの魅力は次の2点にあると考えています。

 

 

1.ロレックスを比較的安価で味わえる

 

2.ロレックスサブマリーナにはない作りが楽しめる

 

 

現在、チュードルサブマリーナは生産終了になっていますが、中古市場ではまだまだ手に入るモデルです。是非、興味を持って読んでみてください。では、以下で説明していきます。

 

※追記(2018/09/19)

執筆時点でチュードルは日本で正規輸入がないブランドでしたが、2018年の10/31より正規輸入を行うことが発表されました。日本での正式な読み方は「チューダー」と決まりました。

 

 

 

 

 

 

■ロレックスを比較的安価で味わえる

 

チュードルサブマリーナの魅力のひとつは、「ロレックスを比較的安価で味わえる」ことです。これは、チュードルブランドの存在意義を把握すれば理解できます。下で、チュードルブランドについて、掘り下げていきす。

 

 

 

○チュードルの存在意義は、ロレックスを普及させること

チュードルは1930年代に誕生しました。設立したのは、ロレックスの創始者でもある、ハンス・ウィルスドルフ氏です。当時ロレックスの高級時計は庶民には手を出しにくく、現在ほどの知名度はない存在でした。そこで、知名度の向上・市場拡大を目的に生まれたロレックス普及のためのブランドがチュードルです。要するに、高価なロレックスの雰囲気を、より安価な価格で楽しめるブランドが“チュードル”なのです。

 

つまり、チュードルサブマリーナは、ロレックスサブマリーナの雰囲気を安価で楽しむためのモデルなのです。

 

↑チュードルサブマリーナ

 

 

○ロレックスとの共通部品を使用

チュードルのサブマリーナはロレックスのサブマリーナと酷似しています。その理由は、外装にロレックスと同じ部品を使っているからです。特に、ロレックスが誇る高い防水性をもつ“オイスターケース”をチュードルにも採用している点は大きな魅力です(1990年代以降は、ロレックスとの共用部品の使用を止め、チュードル専用の部品に切り替えています)。

 

兄ブランドであるロレックスとの共用部品を使い、パッと見で見間違えるほどロレックスサブマリーナにそっくりなチュードルサブマリーナ。それが比較的安価で手に入る点は、チュードルサブマリーナの大きな魅力です。

 

↑ロレックスと共用部品を使用する

チュードルサブマリーナ

 

 

○安さの秘密 ETAムーブメント

ロレックスは自社でムーブメントを開発するマニュファクチュールブランドです。もちろん、自社で生産するために、製造コストもかかっています。しかし、チュードルは汎用ムーブメントメーカーであるETA社製のムーブメントを使用し、製造コストを抑えています(※アシールド社製のこともあります)。このコストカットにより、比較的安価な価格設定にすることができました。

 

↑ETA社製ムーブメント

 

 

 

 

 

 

 

■ロレックスサブマリーナにはない作りが楽しめる

 

チュードルサブマリーナには、ロレックスサブマリーナにはない“作り”が存在します。ロレックスにはない仕様なので、時計に詳しい人から見ると「おっ!」と感じる要素かもしれません。その要素はきっと、チュードルを選択したから得られる“特別感”です。

 

では下で、チュードルサブマリーナ特有の2つの特徴を紹介します。

 

 

①ステンレスモデルにも青文字盤!

チュードルサブマリーナには、ステンレスモデルにも青い文字盤のサブマリーナ(通称“青サブ”)が存在します。ロレックスの場合は、コンビネーションかオールゴールド仕様でしか“青サブ”は存在しません。“青サブ”がスレンレスのモデルで手に入ることは、大きな魅力ではないでしょうか!

 

また、比較的流通しているチュードル青サブ最終モデル79190は、文字盤の色が「青紫」に近い色味です。そして、その先代モデルの79090は、「淡いブルー」のような色味です。ロレックスサブマリーナのように、年代によって文字盤の色味の微妙な差を楽しめることも良いですね。

 

↑チュードル青サブ

 

 

 

②幅広いサイズ展開

チュードルサブマリーナは「メンズ」・「ボーイズ」・「ミニ」・「レディース」のサイズ展開があります。ロレックスサブマリーナはワンサイズであり、サイズ展開がありません。そのため、ロレックスサブマリーナを大きく感じる方にとっては、より小ぶりなサイズを選べるチュードルサブマリーナは魅力なはずです。

 

↑サイズ展開があるチュードルサブマリーナ

※左:ボーイズ、右:メンズ

↑ミニサイズ(ミニサブ)

 

 

 

 

 

 

■最後に

 

冒頭で、チュードルサブマリーナの魅力を2つ挙げました。それは以下の2点でした。

 

1.ロレックスを比較的安価で味わえる

 

2.ロレックスサブマリーナにはない作りが楽しめる

 

つまり、チュードルサブマリーナの魅力は、ロレックスを安価に楽しむことができ、チュードルサブマリーナならではの仕様を選択することもできる点です。

 

 

もし、サブマリーナをお探しの方で、

 

「予算としてロレックスサブマリーナを狙えない」

「ロレックスサブマリーナは大きいと感じる」

「人とは違うモデルが欲しい」

 

と言う方は、是非、チュードルサブマリーナに注目してはどうでしょうか!

 

 

 

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