高級腕時計の時計通信

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17.5.2024

【2024年度版】高級腕時計 人気ランキング ~実データから導くTOP20メーカー~

Komehyo

ブログ担当者:須川

 

■【2024年度版】高級腕時計 人気ランキング ~実データから導くTOP20メーカー~

 

高級腕時計の人気メーカー(人気ブランド)を測るために、今年も

 

高級腕時計の人気ランキングTOP20

 

を、2024年度版として発表します。

 

 

※去年の「2023年度版」も気になる方は、下のリンクからご覧ください

↓↓↓

こちら

 

 

この人気ランキングは、より信憑性をもたせるように、実際のデータに基づいて作成します。そのデータですが、今回も昨年と同様、「多くの人の関心を測る」指標として、店舗への「問い合わせ件数」を使います。多くの方は、関心があるから問い合わせをしてくるので、人気を測るにはうってつけな指標です。

 

また、ランキング作成にあたっては、“傾向”が掴みたいので、「1年間」というある程度長いスパンの集計をしました。それを、今回、2024年の「高級腕時計の人気ランキングTOP20」として紹介します。

 

 

 

 

 

 

■【2024年度版】腕時計の人気ランキングTOP20

 

では、人気メーカーのTOP20のランキングを発表します。前述しましたが、ランキングは、店舗への「問い合わせ件数」の集計から作っています。つまり、「問い合わせ件数」が多いほど順位が高いランキングになっています。

 

※「問い合わせ件数」の集計について

→この集計は電話とメールでの問い合わせをブランド毎に手集計したものです。集計の期間は、2023年4月1日から2024年3月31までです。

 

 

 

1位

ロレックス(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:56.3%

※昨年順位:1位(54.2%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑デイトナ126500LN

 

2位

パテックフィリップ(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:4.8%

※昨年順位:3位(5.9%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑カラトラバ6119

 

3位

オーデマピゲ(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:4.4%

※昨年順位:2位(6.0%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑ロイヤルオークオフショア

 

 

4位

セイコー(日本)

→全問い合わせ件数に占める割合:4.1%

※昨年順位:6位(2.7%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑プロスペックスSBDC191

 

 

 

5位

カルティエ(フランス※)

→全問い合わせ件数に占める割合:3.7%

※昨年順位:4位(4.2%)

※時計はスイスで製造

※モデルと価格をチェック→こちら

↑タンクフランセーズ

 

 

 

6位

オメガ(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:3.6%

※昨年順位:5位(3.2%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑シーマスターダイバー300M

 

 

7位

シャネル(フランス※)

→全問い合わせ件数に占める割合:2.4%

※昨年順位:10位(1.5%)

※時計はスイスで製造

※モデルと価格をチェック→こちら

↑J12サイバネティック

 

 

8位

ヴァシュロンコンスタンタン(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.8%

※昨年順位:7位(1.8%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑オーヴァーシーズ

 

 

 

8位

ウブロ(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.8%

※昨年順位:8位(1.7%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑ビッグバンインテグレーテッド

 

 

 

10位

チューダー(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.6%

※昨年順位:9位(1.6%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑ぺラゴスFXD

 

 

11位

ブルガリ(イタリア※)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.2%

※昨年順位:11位(1.4%)

※時計はスイスで製造

※モデルと価格をチェック→こちら

↑ブルガリブルガリ アルミニウム

 

12位

フランクミュラー(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.1%

※昨年順位:15位(0.9%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑ヴァンガード7デイズスケルトン

 

 

13位

パネライ(イタリア※)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.0%

※昨年順位:15位(0.9%)

※時計はスイスで製造

※モデルと価格をチェック→こちら

↑ルミノールマリーナカーボテック

 

14位

IWC(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.8%

※昨年順位:17位(0.8%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑パイロットウォッチ マークXX

 

15位

ブレゲ(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.7%

※昨年順位:14位(1.2%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑タイプXX

 

15位

エルメス(フランス※)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.7%

※昨年順位:18位(0.7%)

※時計はスイスで製造

※モデルと価格をチェック→こちら

↑カレアッシュ

 

15位

ハリーウィンストン(アメリカ※)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.7%

※昨年順位:18位(0.7%)

※時計はスイスで製造

※モデルと価格をチェック→こちら

↑オーシャン

 

18位

タグホイヤー(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.6%

※昨年順位:13位(1.2%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑カレラスキッパー

 

 

18位

ジャガールクルト(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.6%

※昨年順位:圏外(0.5%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑レベルソトリビュートデュオカレンダー

 

18位

シチズン(日本)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.6%

※昨年順位:圏外(0.6%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑シリーズ8

 

 

 

<次点(21位)>

ブライトリング(スイス) 0.5%

※昨年順位:11位(1.4%)

 

ゼニス(スイス) 0.5%

※昨年順位:18位(0.7%)

 

カシオ(日本) 0.5%

※昨年順位:圏外(-%)

 

ロジェ・デュブイ(スイス) 0.5%

※昨年順位:圏外(-%)

 

 

<2023年よりランキング落ち>

 

ジラールペルゴ(スイス) 0.1%

※昨年順位:18位(0.7%)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■TOP20ランキングからみる「今、勢いがあるメーカー」

 

ランキングの順位を見ると、1~3位までは、ロレックス、パテック フィリップ、オーデマピゲと、いつもの顔ぶれでした。これらのメーカーは、実際に多くのモデルがプレミアム価格になっているので、時計業界屈指の“勝ち組メーカー”と言えます。ただし、今年は、パテックフィリップとオーデマピゲの順位が入れ替わりました。これは、3年ぶりの出来事です。

 

ただし、1位のロレックスは盤石で、毎年、不動の位置を保っています。問い合わせに占める割合も、ロレックスは50%を超えていますので、

 

世間の大多数の関心は、ロレックスに集中している

 

という状況は、ずっと変わらない傾向です。

 

 

 

 

 

 

そして今年も、このランキングから傾向を探ってみたいと思います。まず、トレンドを測るには、「順位の変動」を見ることが有効です。特に、ランキングが上昇したメーカーは、「今、勢いがあるメーカー」と言えるでしょう。

 

 

 

<ランキングが上昇したメーカー>

 

・パテックフィリップ(3位→2位)

・セイコー(6位→4位)

・シャネル(10位→7位)

・フランクミュラー(15位→12位)

・パネライ(15位→13位)

・IWC(17位→14位)

・エルメス(18位→15位)

・ハリーウィンストン(18位→15位)

・ジャガールクルト(圏外→18位)

・シチズン(圏外→18位)

 

 

ランキングが上昇したメーカーの内、上昇した理由にすぐに行きつくことのできるメーカーがいくつかあります。

 

それは、特定のモデルが人気をけん引したメーカーです。例えば、データを見ると、シャネルは話題作の「マドモワゼルJ12ラパウザ」が問合せの多数を占めていました。また、ジャガールクルトは問い合わせの多くが「レベルソ」に対してでした。そのため、シャネルとジャガールクルトは、特定のモデルの人気がそのままメーカー自体の人気に直結したと言えそうです。

↑マドモワゼルJ12ラパウザ

 

特に、レベルソは以前から人気モデルではありますが、私の肌感覚でも、さらに一段上の人気を獲得している印象です。

↑レベルソ

 

また、セイコーも近い状況にありました。セイコーの場合は「特定のモデルが」とまでは言えない状況ですが、それでもデータを見ると、「グランドセイコー」「プロスペックス」「アストロン」の問い合わせ多かった状況になっています。特にプロスペックスはダイバーズモデルが人気をけん引していました。

 

 

 

 

 

■ランキング上昇メーカーから読み解く今後の展望

 

最後に、ランキング上昇メーカーを分析し、現在の状況と今後の展望を、私なりに分析してみようと思います。

 

まず、気になった傾向として、以下の3点が気になりました。

 

①セイコーの人気が高くなっている

→グランドセイコーだけでなく、プロスペックスのダイバーモデルの人気が高い

 

②時計専業メーカー以外の人気がUPしている

→シャネル、エルメス、ハリーウィンストンがランクUP

 

③角型時計の人気が高い

→カルティエの「タンク」「サントス」、ブルガリの「オクト」、ジャガールクルトの「レベルソ」の人気が高い

 

 

これらの傾向は事実として捉えるとして、これらの事実はどのように解釈できるでしょうか。

 

私としては、

 

「わかりやすいモデルが注目を集めている」

 

と解釈しています。

 

これは、「腕元に目がいくようなアイコニックな個性をもったモデル」という意味です。例えば、セイコーの人気を押し上げているのは「ダイバーモデル」で、これは、セイコーの中では「ダイバーモデルだ」と一目で分かりやすいもでるです。そして、「角型時計」も一般的な丸型時計に比べて分かりやすいモデルです。さらに、シャネル「J12」、エルメス「H08」、ハリーウィンストン「オーシャン」なども、時計専業メーカーと差別化したデザインが特徴で、とても分かりやすいモデルです。

↑わかりやすいモデルが注目を集める
※画像:エルメス「HO8」

 

そして、さらに踏み込んで考察すると、この「わかりやすいモデルが注目を集めている」ことは、服装の変化がもたらしたものだと考えられます。

 

例えば、男性はスーツを着用する機会が減ったり、スーツの場合でもノーネクタイやクールビズ、カジュアルジャケットという場合も増えていると思います。さらに、プライベートファッションもよりラフなスタイルの方も増えていると感じます。このような服装においては、ドレッシーやさりげないデザインの高級時計よりも、個性を打ち出すデザインの時計が求められます。

↑ビジネスシーンでも服装はカジュアル傾向に

 

このような状況が反映され、今回のランキングに傾向として現れたのだと感じました。

 

また、今後の展望について、私の意見を話しておきます。私が今回のランキングを作成するにあたり、データから見えた気になる兆候に、「ラグスポの人気が少し落ち着いた」という点がありました。これは、去年の数字と比較して、ロイヤルオーク、オーヴァーシーズ、ロレアートなどの得票数が減っているところからも感じるところです。もちろん、まだまだラグスポの人気はあるので、より正確なニュアンスとすると、「ピーク時よりは」という注釈が必要かもしれません。

 

そして、今後起こることとして考えられるのは、「ポストラグスポにハマるモデルが何になるか」です。これは、現状が、ラグスポ人気はまだある状況で、ラグスポの得票数が落ちたという状況なので、おそらく消費者が「従来のラグスポとは異なるラグスポ」を求めているのだと思います。このニーズに、メーカーがどう回答していくかが、今の私の興味になっています。

 

今回のデータ集計のなかで、ランキング20位にギリギリ入らない順位帯で、ロジェデュブイパルミジャーニフルリエがじわじわとランキング上げているのが気になりました。この2つのメーカーは「エクスカリバー」や「トンダPF」という人気作を持っているので、面白い存在です!

↑ロジェデュブイ「エクスカリバー」

 

 

 

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