高級腕時計の時計通信

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31.8.2022

【2022年新作】チューダーの新型「レンジャー/Ref.79950」の実機を見た感想

Komehyo

ブログ担当者:須川

 

■【2022年新作】チューダーの新型「レンジャー/Ref.79950」の実機を見た感想

 

2022年新作

 

チューダー

レンジャー(Ref.79950)

 

は、ウォッチ&ワンダーズ2022が終わってしばらく経った後、突然、追加発表されたチューダーの新作です。

 

今回は、この新たなレンジャーを手元で確認する機会を得ましたので、今回は、私の感想を書かせていただきます。

 

 

 

 

 

 

■「レンジャー」とはどんなモデル?

 

まずは、チューダーの「レンジャー」とはどのようなモデルかを説明します。

↑レンジャー/M79950-0001

 

まずは、スペックは以下の通りです。

 

では、レンジャーの説明をしていきます。

 

時計業界の一般的な認識では、レンジャーは「ロレックスのエクスプローラーⅠの“兄弟機”」という認識です。

↑ロレックス「エクスプローラーⅠ」

 

このような認識になる理由を説明します。まず、前提として、チューダーがロレックスの“弟ブランド”である点があります。そして、レンジャーはエクスプローラーⅠと“同じ種類の時計”である点もあります。このような点から、エクスプローラーⅠとレンジャーは“兄弟機”のように見られているのです。

 

例えば、名店のラーメン屋さんの醤油ラーメンと、そこから“のれん分け”してできたラーメン屋さんの醤油ラーメンは、「ルーツを共有する味」を想像しますよね。それと同じで、エクスプローラーⅠとレンジャーには、その関係性から、「ルーツを共有するモデル」だと感じるのです。

 

そもそも、元々、チューダーは、ロレックスを普及させるために誕生したブランドです。そのブランドの立ち位置から考えても、レンジャーがエクスプローラーⅠの“普及機”であることは、十分に説得力があります。

 

では次に、レンジャーが時計として「どのジャンルに属するのか」という点を説明します。上で、レンジャーを「エクスプローラーⅠと同じ種類の時計」と表現しましたが、この種類とは、「フィールドウォッチ」と言われるジャンルです。いわゆる、“冒険者のための時計”です。

 

フィールドウォッチは、質実剛健であることが特徴で、埃や水から内部を守る機密性、暗所での視認性、温度変化への強さなどが求められます。そのため、レンジャーも、ロレックスの誇るオイスターケースの技術で内部を守り、豊富に乗せられた夜光塗料で視認性を高めています。これが、チューダーのレンジャーです。

↑豊富に乗せられた夜光塗料

 

 

 

 

 

■レンジャーの実機を見た感想

 

ここからは、レンジャーの実機を見た私の感想です。

 

 

感想①:やはり、エクスプローラーⅠとは違う

 

まずは、当たり前ですが、

 

ロレックスのエクスプローラーⅠとは違う

 

ということです。

↑レンジャーとエクスプローラーⅠの比較

 

例えば、エクスプローラーⅠの文字盤デザインは、「3・6・9のアラビアインデックス」と「12時位置の三角インデックス」が印象的ですが、レンジャーは「12・3・6・9のアラビアインデックス」です。

 

また、レンジャーはヴィンテージ時代のテイストを再現したいようで、インデックスは「メタル枠がない」仕様です。近年のエクスプローラーⅠは「メタル枠がある」仕様ですので、この点も異なります。インデックスの夜光塗料にも違いがあり、レンジャーにはクリーム色になるような着色がされています。

 

そして、エクスプローラーⅠの時針は「ベンツ針」ですが、レンジャーは「アロー針」です。さらに、レンジャーの秒針先には赤い挿し色が入り、これもエクスプローラーⅠとは異なります。

 

つまり単純に、一番分かりやすい部分であるフェイスを見ただけでも、レンジャーとエクスプローラーⅠは大きく印象が違います。もちろん、その他の部分にもたくさん違いは見られます。

 

 

 

 

感想②:今の時計らしくない、懐かしい感じがする

 

次に、別の感想としては、

 

今の時計らしくない、懐かしい感じがする

 

というものです。

 

これは、このレンジャーがヴィンテージライクを目指しているから感じることなのでしょう。ただし、この感じは、同じくヴィンテージライクを目指している「ブラックベイ」と比べても、レンジャーの方がより顕著に「懐かしさ」を感じます。

↑同じくヴィンテージを目指すブラックベイ

 

例えば、ブラックベイもヴィンテージなテイストを盛り込んでいるモデルですが、同時に、今風な「高級感」も持ち合わせています。その高級感を前面に感じるため、ブラックベイからは「懐かしさ」のようなものはあまり感じず、まさに“モダンヴィンテージ”という印象を受けます。しかし、レンジャーは「敢えて高級感を抑えている」ように感じ、懐かしい気持ちを掻き立てます。

 

ここで抽象的に表現する「高級感」ですが、これは、“立体感”“作りの精密さ”から感じるのだと思います。例えば、ブラックベイには、“枠のある立体的なインデックス”があり、“加工精度の高い回転ベゼル”があります。そこに、“美しい色合いの文字盤”も加わり、印象としては「モダンさ」「高級感」を感じます。

 

逆に、レンジャーは、“枠のない昔ながらのインデックス”に、“シンプルなスムースベゼル”が採用されています。さらに、文字盤は1990年代以前のような“艶を抑えたマット文字盤”を合わせ、バンドは“5桁レファレンスのロレックスのような雰囲気のブレス”を選んでいます(クラスプは今風ですが)。

↑5桁ロレックスのような雰囲気のレンジャーのブレス

 

このような雰囲気の時計なので、きっと時計愛好家の方々は、レンジャーを見て「懐かしさ」のようなものを感じることでしょう。

 

 

 

 

 

 

■最後に

 

今回は、チューダーのレンジャーの実機を見た感想を書かせていただきました。

 

特に、レンジャーは、全体的に光沢を抑えたデザインになっていますので、現在の「高級感を追求する」トレンドとは逆行するようなスタンスを感じます。そのこだわりにより、今の時計にはない魅力を持っていますので、「昔ながらの雰囲気の時計」が好きな方には、うってつけのモデルです。

 

↑まだまだ供給量が少ない状況

 

しかし、この新たなレンジャーは、現在は、正規店でもなかなか購入できないと聞いています。そして、セカンドマーケットでも、まだまだ供給が少ない状況です。そのため、今は手に入れるのが難しい状況です。

 

もし今後、供給量が増えてくれば、購入チャンスも増えてくるかもしれませんので、是非、手に取るチャンスを得た方は、その雰囲気をチェックしてみてください。きっと、エクスプローラーⅠとは違う魅力を感じることができるでしょう!

 

 

 

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