高級腕時計の時計通信

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15.12.2017

初心者でもわかる高級時計の選び方③ ~人気ブランドの評判と評価(時計業界におけるメジャーブランド編Ⅱ)~

Komehyo

ブログ担当者:須川

 

今回はシリーズブログ「初心者でもわかる高級時計の選び方」の続編として、“人気ブランドの評判と評価”の第三弾を書かせていただきます。

 

既に以前、ロレックスなどを紹介した「一般認知されるブランド編」と、タグホイヤーなどを紹介した「時計業界におけるメジャーブランド編」を投稿しています。まだご覧になっていない方は、是非、ご覧ください。

 

以前の投稿はこちら

↓↓↓

・第一弾「一般認知されるブランド編」

・第二弾「時計業界におけるメジャーブランド編」

 

しかし実は、前回の「時計業界におけるメジャーブランド編」で、まだまだ紹介しきれなかったブランドがあるのです。今回はその続編として、以下のブランドを紹介いたします。

 

 

<今回紹介するブランド>

・フランクミュラー

・オーデマピゲ

・ヴァシュロン・コンスタンタン

・ウブロ

・ジラールペルゴ

・ロンジン

 

 

 

これらのブランドは第二弾の投稿で紹介したブランドと同じく、“一般認知されていないが時計業界ではメジャーなブランド”です。今回も、これらの各ブランドの評価や評判を、私がこれまでに収集した情報と、時計業界に携わる私の主観で書かせていただきます。初心者の方もイメージしやすいように、“時計初心者が選ぶ場合の目線”と“玄人の目線”に分けて紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

■フランクミュラー

↑カサブランカ

 

①時計初心者が選ぶ場合の目線

今回はフランクミュラーを“一般認知されていないが時計業界ではメジャーなブランド”に区分けしましたが、もしかしたら既にロレックスやオメガと肩を並べる“一般認知されているブランド”に入る可能性があります。そのぐらい認知度の高さを感じます。そのため、周りの多くの人に“高級時計をつけている”と認識してもらえます。フランクミュラーならではのデザインですので、高い個性を発揮できるはずです。ただし、有名なデザインが故のジレンマがあります。それは、“フランクミュラー感”が一目瞭然ですので、「華やか過ぎる」と思う方もいるようです。

 

②玄人の目線

創業の中心人物のフランク・ミュラー氏は、“天才時計師ブレゲの再来”とも呼ばれたこともある時計師です。そして同社は、「技巧派時計師の個人工房 → 大手時計メーカー」に推移した事実があります。そのため、玄人の方は“複雑機構搭載モデル”を好む傾向があります。特に、“初期のころの作品”には羨望の眼差しを向けるでしょう。

 

しかし、実際に売れているのは、2針や3針の“シンプル機構のモデル”です。これらは、機能よりもフランクミュラーのデザインを楽しむモデルで、手の届く価格帯に推移した“大手時計メーカーになった後の作品”です。玄人ではない一般の方には、こちらの方が魅力的なのです。

 

また、フランクミュラーは正規アフターサービスのスタンスがシビアです。それは、“正規販売品以外”に対して修理を受け付けない(または、条件つきで受ける)というスタンスをとっていることです。中古品や並行輸入品にも抵抗のない玄人の方は、この修理に対するシビアな面を残念に思っています。

 

 

 

■オーデマピゲ

↑ロイヤルオーク

 

①時計初心者が選ぶ場合の目線

時計業界においてオーデマピゲは、パテックフィリップと並んで“三大雲上ブランド”に挙げられるメーカーです。つまり「雲の上の存在のブランド」ということですので、初心者が一本目の高級時計に選ぶことはあまりないと思います。ただし、代表作のロイヤルオークに関しては、その存在がしばしばメディアに取り上げられています。もし一本目にオーデマピゲを選ぶ方がいるとすると、「どうしてもロイヤルオークが欲しい!」とモデルに一目惚れした方に限られるでしょう。

 

②玄人の目線

玄人の方でも、“クラシック志向”寄りの方と“モダン志向”寄りの方では好みが違います。ロイヤルオーク自体は1970年代から存在しますが、やはりデザインとしてはモダン寄りです。モダンなテイストを好む玄人の方は、ロイヤルオークを支持しています

 

特にバリエーションの多さは圧巻で、スポーティ仕様のオフショア、初代モデル「ジャンボ」の復刻モデル、ダイバーモデル、限定モデルなど、様々なモデルが存在します。コレクター魂をくすぐる点もロイヤルオークの魅力です。

 

 

 

■ヴァシュロンコンスタンタン

↑オーヴァーシーズ

 

①時計初心者が選ぶ場合の目線

ヴァシュロンコンスタンタンも、オーデマピゲ同様に“三大雲上ブランド”に挙げられるメーカーです。そのため、こちらも初心者が一本目の高級時計に選ぶことはあまりないと思います。ある程度の時計を揃えられた方が行き着くブランドでしょう。

 

②玄人の目線

同格のパテックフィリップ、オーデマピゲに比べると、ヴァシュロンコンスタンタンは控えめな存在に感じます。具体的には、「最高峰のパテックフィリップ」、「ロイヤルオークで勢いのあるオーデマピゲ」に対して、「少しニッチだけど伝統に重きを置くヴァシュロンコンスタンタン」というイメージでしょうか。伝統技法を重視したメティエダールや、過去のデザインをオマージュしたヒストリーク(ヒストリカル)シリーズが印象的なブランドです。玄人の方は、パテックフィリップともオーデマピゲとも違う、“ヴァシュロンコンスタンタン特有のブランドイメージ”に好感をもっているのです。

 

しかし、伝統を重視するイメージですが、スポーティなオーヴァーシーズだけは別です。これは、パテックフィリップのノーチラス、オーデマピゲのロイヤルオークに対抗するヴァシュロンコンスタンタンきっての花形モデルです。

 

 

 

■ウブロ

↑ビッグバン

 

①時計初心者が選ぶ場合の目線

2000年代になって人気ブランドとして台頭したのがウブロです。それは、ビッグバンの大ヒットを受けてです。そして現在では、サッカーなどのスポーツ競技と提携をしています。多くの有名スポーツ選手や、多くの芸能人の方々が身に着けるウブロは、どんどん知名度を上げています。一般の方の認知度も上がり、憧れのブランドになりつつあります。

 

時計初心者の方が、一本目の高級時計にウブロを選択することは、十分に魅力的な選択肢です。ただし、代表モデルのビッグバンはどうしても高額な価格帯になってしまいます。一本目の選択肢としては、エントリーモデルのクラシックフュージョンもおすすめです。こちらのモデルでも、十分に“ウブロ感”が味わえて満足が得られるでしょう。

 

②玄人の目線

ウブロは芸能人など、多くの華やかな方々に愛用されており、ニッチなブランドではなくなってきました。時計デザインとしても、正に“今のトレンドの主役”とも言える立ち位置です。玄人の方は、「トレンドものだから押さえておきたい」と考えるか、「トレンドものには便乗しない」と考えるかどちらかだと思います。玄人にとっては、好みがはっきり分かれるブランドかもしれません。

 

 

 

■ジラールペルゴ

↑ヴィンテージ1945

(フランソワペルゴ限定)

 

①時計初心者が選ぶ場合の目線

ジラールペルゴの代表モデルのヴィンテージ1945は、クラシカルなデザインをもつ作品です。ジラールペルゴはこのモデルが代表するように、「“クラシカル”なデザインが得意な老舗時計ブランド」というイメージです。そのイメージが故に、初心者が一本目の高級時計としてはあまり手を出さないブランドでしょう。

 

②玄人の目線

玄人の方のジラールペルゴのイメージは、「自社ムーブメントを他社にも供給するマニュファクチュールメーカー」というイメージです。カルティエ、ヴァシュロンコンスタンタン、ハリーウィンストンなどにもムーブメントを供給した実績があります。

 

そして、1990年代ごろのジラールペルゴは価格帯も手頃な部類で、クラシカルなデザインが好きな玄人の方は「一本買ってみるかな」と手を伸ばしてみる好感のもてるブランドでした。現在でも中古市場で1990年代のモデルが出ると、まだまだ需要があります。

 

現在は高級化路線を走っており、高級な作り込みがされた秀作を生み出しています。しかし、なかなか手出しが難しい価格帯のブランドになったことも事実です。

 

 

 

■ロンジン

↑レジェンドダイバー

 

①時計初心者が選ぶ場合の目線

かつてロンジンは、“オメガのライバル”という立ち位置でした。そのため、かつての日本国内では「オメガとロンジンは、舶来の代表的な高級時計メーカー」という認識がありました。しかし現在は、お手ごろな価格で高級時計を作るブランドに変わっています。デザインも、“クラシカル”と表現できるものが多い印象です。

 

そのため現在のロンジンは、「価格帯はエントリークラス」、「デザインは大人向き」、「若者より年配の方に知名度がある」というブランドになっています。しかし、“大人”なデザインの作品が多いロンジンにおいて、ヘリテージシリーズのレジェンドダイバーは、若い方にも人気の作品です。

 

②玄人の目線

ロンジンは、アンティーク(ヴィンテージ)の世界では玄人に人気のブランドです。特に、1930~40年代に登場した手巻式フライバッククロノグラフCal.13ZNや30CHは、時計愛好家の憧れの的になっているほどです。

 

現在のロンジンは、時計業界最大手グループであるスウォッチグループに所属しています。そしてグループ戦略としてロンジンは、同グループのオメガよりも下位の価格帯のブランドに設定されています。価格を抑えるためにも、ムーブメントは基本的にETA社製のものを使うことになっています。そのため、玄人の方にとって、現在のロンジンの見所は「デザイン」ということになります。つまり、興味のあるデザインがない限り、玄人の方はなかなか手出しをしないブランドということも言えます。ただし個人的な感覚ですと、現在のロンジンはときどき「おっ!」と思わせるデザインを投入してくるので、面白い存在です。

 

 

 

 

 

 

■最後に

 

いかがでしょうか?今回は、6つのブランドを、“時計初心者が選ぶ場合の目線”と“玄人の目線”から紹介いたしました。ただし、今回の内容も飽くまで私が収集した情報から導いた個人的な見解です。この内容のように感じていない方もたくさんいらっしゃる可能性はありますので、ご了承ください。

 

初めて高級時計を検討される方にっとて「そのブランドはどう思われているか?」という点は、大事な要素だと私は感じます。その想いもあり、以前からいくつかの有名な時計ブランドの評価や評判を私なりに書かせていただいています。今後も引き続き、シリーズブログ「初心者でもわかる高級時計の選び方」として、別の観点から時計の選び方に役立つ情報をご紹介できればと考えています。

 

 

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