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8.3.2023

【ロレックス】2022年、オイスターパーペチュアルに何が起こったのか? ~残念ながら一部が生産終了~※追記あり

Komehyo

ブログ担当者:須川

※2023/3/8追記あり

 

■【ロレックス】2022年、オイスターパーペチュアルに何が起こったのか? ~残念ながら一部が生産終了~

 

2022年、ロレックスの最も大きなトピックは、新作の126720VTNR、つまり、「左リューズのGMTマスターⅡ」が登場したことだと思います。

 

しかし実は、2022年の大きなトピックはそれだけではありません。

 

新作発表の裏で、

 

オイスターパーペチュアルのカラーダイヤルの一部が生産終了

 

というトピックがありました。

 

その生産終了の情報は、ロレックスの公式ホームページから削除されている点からも、信用できる情報だと思われます。下に、最新のオイスターパーペチュアルのモデルリスト(2022年オイスターパーペチュアルの種類)を用意しました。そこに、生産終了になった文字盤を横線で消し込みましたので、ご確認ください。

 

※(2023/3/8追記)上のリストは執筆当時のもので、現在は正規価格が変更になっています。

↓↓↓

41mm:676,500→761,200円

36mm:641,300→723,800円

34mm:606,100→686,400円

31mm:594,000→673,200円

28mm:583,000→661,100円

↑生産終了例:124300ターコイズブルー

 

この上のリストを見ていただくとわかりますが、オイスターパーペチュアルのラインナップは、全サイズを合計すると8モデルが生産終了になっています。そして、特に増えたモデルはありません

 

そのため、2022年にオイスターパーペチュアルに起こったことは、単純に

 

文字盤の種類が減った

 

という状況です。

 

つまり、現在のオイスターパーペチュアルが登場したのが2020年ですので、わずか2年間で、一部の種類は生産終了することになったのです。

 

 

 

 

 

 

■生産終了になった種類は?

 

オイスターパーペチュアルの中で、生産終了になった種類を紹介します。

 

 

 

<全サイズで生産終了になったタイプ>

下の2つのダイヤルカラーは、全サイズで生産終了になっています。

 

①コーラルレッド

 

 

②イエロー

 

 

 

<一部のサイズで生産終了になったタイプ>

下の2つのダイヤルカラーは、一部のサイズで生産終了になっています。

 

③ターコイズブルー

41㎜のターコイズブルーが生産終了になりました。しかし、36㎜と31㎜はまだラインナップに掲載されています。

 

 

④キャンディピンク

31㎜のキャンディピンクが生産終了になりました。36㎜はまだラインナップに掲載されています。

 

 

 

 

 

 

■生産終了がもたらす状況とは?

 

生産終了になったオイスターパーペチュアルの共通点は、

 

新色の個性的なカラー

 

であることです。

 

例えば、下の画像はオイスターパーペチュアルの文字盤の種類です。この中で、今回の生産終了に掛かった種類は、前述の通り、「コーラルレッド(赤)」「イエロー(黄)」「ターコイズブルー(水色)」「キャンディピンク(濃桃色)」です。どれも2020年に登場したカラーリングで、とても個性的な色です。

逆に、生産終了に関わらなかった色は、

 

・ブライトブラック(黒色)

・ブライトブルー(青色)

・シルバー(銀色)

・グリーン(緑色)

・ピンク(桃色)

 

です。

 

どれも、文字盤色としては“一般的な色”です。

 

今回の生産終了について別の表現をすると、

 

「“冒険色”は生産終了、“無難色”は残る」

 

とも言えるでしょう。

 

もちろん、「36㎜のキャンディピンク」と「36㎜のターコイズブルー」、そして、「31㎜のターコイズブルー」は残りますので、完全に冒険色がなくなったわけではありません。しかし、この流れを汲み取ると、これらも生産終了に向かってもおかしくありません

 

今回、ロレックスが“冒険色”を終了にしましたが、このような決定をしたロレックス側の思惑は不明です。ただし、現実としては、生産終了になった「コーラルレッド」と「イエロー」、そして、ラインナップが減らされた「ターコイズブルー」と「キャンディピンク」の人気は過熱するでしょう

↑人気が過熱することになる!?

 

あとは、この後の状況次第です。ロレックスがこのような冒険色を、スポーツモデルやデイトジャストなどの他シリーズに展開していくなら、オイスターパーペチュアルの冒険色への人気の過熱は止まるでしょう。しかし、もしこのカラーダイヤルを今後作らないなら、オイスターパーペチュアルの冒険色は、“歴史的な希少モデル”になります。

 

今はまだわからないので、今後の展開を見守りましょう。

 

 

 

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