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オープンハートでバブル探求!

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◆伝説的デザイン

ティファニーのWEBサイトには
「歴史を通じて最も有名な ジュエリーデザインと言える オープンハート。30年以上前に考案されたそのデザインは、感情に訴える立体的な曲線が、1970年代のモダンな女性たちの 心を捉えました。その世界的な 人気は今でも衰えを知りません」とあります。しかし、なぜ日本ではこのオープンハートが爆発的人気を博したのか?その経緯について(都市伝説的なものもありますが・・・)調べてみました。

◆1989年のクリスマス

日本でオープンハートの伝説が作られた89年のクリスマス直前、もともと80年代後半からティファニー人気は加熱していたのですが、ティファニーの独占販売権を持っていた当時の三越は、同社の株を大幅に買い増してまで、人気商品の品揃えを増やした…らしいのです。でも、それだけでこんなに普及するものなのか?

◆現代版クリスマス文化の誕生

1980年初頭からクリスマスは家族で楽しむものから恋人たちのものに変容していきます。
80年に松任谷由実の「恋人はサンタクロース」、83年に山下達郎の「クリスマスイブ」、84年にワムの「ラストクリスマス」のリリースを経て、すっかり日本でもクリスマスが家族と過ごす日から、男女が過ごす日になっていったそうです。

そんな折に、バブル景気に乗って発生した巨大なプレゼント需要を、ティファニーは幅広く低単価~高単価の価格帯のアイテムを用意する戦略によって供給を満たしました。(どんな人でもクリスマスにジュエリーをプレゼントをする文化)をティファニーが作ったといっても過言ではないのかもしれません。バブル景気は1986年12月〜1991年2月までの51ヶ月と言われております。この6年間の6回のクリスマスの間に、女性誌発刊ブームもあり、繰り返し繰り返しクリスマス特集が組まれて、文化として成立したのですね。

◆90年代リバイバルブーム
昨年あたりからファッション潮流は90年代リバイバルブームで、私たちもオープンハートへの再需要をヒシヒシと感じる1年になりました。現代日本の文化の礎を築いたティファニーとオープンハート。流線型の美しいフォルムで飽きのこないデザインは、失われた20年を越えて、新たな時代に受け入れられております。

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↑ネックレスが有名ですが。リングもあります。このかわいいデザインを着けないなんてそれこそ“もったいない”!

生活が変わっていく中でも、自分たちなりに新旧デザインを編集して、スタイリングを楽しんでいただけるように、ご提案していきたいと感じました。
ティファニーのオープンハートモチーフ オンラインサイトはこちらをクリック

ブログ担当:梶川