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NIKON PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED 前編

こんにちは、カメラ・楽器館の小林です。

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PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED

本日はNIKONのアオリ機構搭載レンズ、「PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED」をご紹介します。

「ライズ」「フォール」「ティルト」「スイング」「シフト」

レンズ面を動かすアオリ撮影により、ピント位置や被写体のカタチを修正する効果が得られます。

一般的には建築写真や商品撮影に用いられるプロフェッショナルの道具というイメージが強いアオリレンズ。

このたびニコンマーケティングジャパン様よりテスト撮影の機会をいただきましたので、さっそくいろいろと試してきました。

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☆ ☆ ☆

アオリ機構で最も使われる機会が多いのは、レンズを上方にスライドさせる「ライズ」だと思います。

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見上げるように撮影した建物の写真です。

通常の撮影では建物の上部がすぼまってしまいますが、

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アオリ機能「ライズ」を使うとこのように形をゆがめずまっすぐ写すことができます。

建物に近づいてみるとよりわかりやすいです。

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カメラの位置はまったく動かしていませんが、建物や植物、フェンスのラインが縦に真っ直ぐ写されています。

カメラとレンズが一緒になって見上げるのではなく、カメラを水平に構えたままレンズを上にスライドさせることによって、このような効果が得られます。

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バーカウンターから見上げた迫力のある光景も、

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ズバッと几帳面に表現できます。

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↑こういう見上げたアングルも、

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↑「ライズ」を使うとこうなります。

☆ ☆ ☆

いかがでしょうか。

物の形を真っすぐに写せるので、商品撮影や建築撮影、建物の内装撮影にはなくてはならないアオリ機能ですが、

雄大な自然を撮影するような風景写真においても活躍します。

見上げる構図は良くも悪くも撮影者の存在を見る側に意識させてしまいますが、

景色を平行に写しとることで、主観を排除したリアリスティックな作品が現れます。

限りなくリアルなのだけれど、無意識下で見慣れている写真と違って見えるため、

リアルであると同時にどことなくアンリアルな写真ができあがります。

一度その不思議な違和感をご堪能いただければと思います。

私はもともと4×5使いで、主にトヨフィールドを使用していたので、

35mm判のアオリレンズはそれほど信用していなかったのですが、

いやはや今回の撮影結果は非常に素晴らしいものでした。

PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED

¥259,800(税込)

現在当店に在庫はございませんが、上記価格でお取り寄せを受け付けております。

ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

作例を撮りすぎたのでおそらく後編に続きます。

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