NIKON FM3A
2016.9.15
こんにちは、カメラ・楽器館の小林です。
ずいぶん出歩きやすい気候になってきましたね。
もうすぐシルバーウィークもやってきますし、運動会などのイベントも盛りだくさんで、カメラを持っておでかけするにはぴったりな季節です。
そんな秋のおさんぽ、旅行のパートナーにクラシックなフィルムカメラはいかがでしょうか。
KOMEHYOカメラ・楽器館1階カメラフロアより、
NIKON FM3Aをご紹介いたします。
FM3Aは2001年7月に発売されたマニュアルフォーカス(MF)の一眼レフカメラです。
デジタルカメラが普及し始めて各社がMF機から撤退していた
この時期にあえてMFの銀塩一眼レフを発売するあたり、
NIKONの意地とかプライドのような何かが透けて見えますね。
実はこのカメラ、当初は2001年4月に発売が予定されていましたが、
諸事情で3カ月延期になりました。
2001年4月当時、私は発売されたらすぐ買おうと考えていたのですが上記の事情で断念し、
そのかわり中古のNIKON F3をKOMEHYO(当時のコメ兵・メディアランド)で購入しまして、
いまでも愛用しているという個人的な経緯がございます。
話をFM3Aに戻します。
FM3Aの特徴はやはりハイブリッドシャッターでしょう。
絞り優先オート時は電子制御、マニュアル露出時は機械制御とすることで、
電池不要での全速作動と絞り優先オートを実現しています。
金属感のある洗練されたデザインとボディの質感にも定評があるFM3A。
老若男女問わず初心者からベテランまで、どんな方が持っていてもカッコよく決まりますし、
本気で写真と向き合うための(大げさにいえば人生をともに歩むための)
親密なパートナーになってくれるカメラだと思います。
※レンズを装着したイメージ画像。上段リンク先の商品にレンズは付属しません。
残念ながら2006年1月に生産を終了しており、製造された台数はさほど多くはありません。
めぐりあえたときが幸運のチャンスです。ぜひとも出会いを大切に。