高級腕時計の時計通信

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6.11.2015

【時計業界の代表モデルを知る】男性に愛されるプロウォッチ! ブライトリング「クロノマット」

Komehyo

ブログ担当者:荒川

 

時計選びの際に、「敢えてロレックス以外のメーカーを選びたい!」という方も多いのではないでしょうか。その場合は、オメガ、ブライトリング、パネライ、IWC、ゼニス、ジャガールクルトなどいろいろなメーカーに触手を伸ばしてみることになります。しかし、数多くのメーカーから1つのメーカーを選択し、更にそのメーカーの中から1つのモデルを選択することは、楽しいことなのかもしれませんが骨の折れる作業であることは間違いありません。そんな時に役立つ知識があります。それは、「各メーカーの代表モデルを知っている」ということです。各メーカーの代表モデルを知っていれば「メーカーのイメージ」を掴むことができます。更に、購入モデルを絞り込む際も、多くの人から評価されている代表モデルを選べばハズレくじを引くような購入にはならないはずです。

 

今週は、時計業界の代表モデルのひとつであるブライトリングの「クロノマット」に迫ってみたいと思います。代表モデルは時計業界に数多ありますが、「クロノマット」ほど大きな進化を遂げてきたモデルは珍しいと思います。技術革新による性能のアップという進化もしていますが、デザイン面でも大きく変化してきたモデルです。しかし、どんなに進化し変化しても、男性から愛される時計であり続けています。今回は変遷を紹介しながら、「クロノマット」が男性から愛される理由を探っていきます。

 

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↑クロノマットはなぜ男性から愛されるのか?

 

 

 

 

■「飛行」のプロフェッショナルが開発に関わった クロノマット

 

クロノマットは1984年に誕生します。イタリア空軍のアクロバット飛行チーム「フレッチェトリコローリ」の公式クロノグラフとして開発されました。もちろんプロパイロットの声が反映された時計です。プロフェッショナルの為の計器であるというブライトリングの哲学の受け継いだものです。パイロットの為に設計されたので、スペックもパイロット用に工夫されています。時間を計るための回転ベゼル上には「15」「 30」「 45」の文字が表示されたライダータブがあります。これは残り時間を計りたい(カウントダウン計測したい)パイロットのために、「15」と「45」を入れ替えできるように取り外し可能になっているという工夫がされています。

 

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↑初期のクロノマット

 

拡大画像 20151106 181200-001 拡大画像 20151106 181200

↑ベゼルには取り外し可能なライダータブ

 

ラグは服にひっかからないようにストレートなフォルムになっています。そして、ガラスは両面無反射コーティングになっており、飛行の際に上空での太陽光の反射を防ぐことができます。リューズに刻まれた切れ込みや、ライダータブ自体もパイロットが手袋をしても使えるように工夫されています。まさに、プロユースを想定したスペックが詰め込まれています。

 

 

 

 

■クロノマットの進化を斬る!

 

1994年に最初の大きなリニューアルを行いました。視認性アップと操作性アップのマイナーチェンジが行われ、デザインが少し変わりました。また、1997年にはインデックスを斜体にした「クロノマット ヴィテス」、インダイヤルを見やすくした「クロノマットGT」が発表されます。

↑左:クロノマットGT

右:クロノマットヴィテス

 

ここまでの進化はそれほど驚くものではありません。ここからの変化がすごいのです。

 

 

なんと、2000年にブライトリングは「100%クロノメーター化を宣言」しました。ラインナップの一部モデルがクロノメーター認定※1というメーカーはありましたが、すべてをクロノメーター化させるというのは前代未聞のことです。ムーブメントB-13を使用したCOSC公認クロノメーターとなった「クロノマット2000」は、ブライトリングのロゴの下にクロノメーター(CHRONOMETRE)の表記が入るようになりました。

↑クロノマット2000は

クロノメーター認定の表記がある

 

 

2004年にクロノマットは20周年を迎え、更なる進化をします。ケースサイズがクロノマット2000の39mmから43.7mmの大きさになった「クロノマット エボリューション」(後に「エボリューション」を外した呼称に変更)の登場です。防水も300Mになりました。まっすぐだったラグは腕に沿うように変更されています。時代にあわせ大きくなったのですが、これだけいきなり大きく変えるのはなかなか思い切った選択だったと思います。

↑クロノマット エボリューション

 

 

2009年、自社ムーブメントであるキャリバー01を開発し、「クロノマット44」が誕生します。初期は「クロノマットB01」と呼びましたが名称を変更して現在の呼称になります。更に「クロノマット41」も追加します。メーカー5年保証、70時間パワーリザーブ、日付変更いつでも出来るといったスペックを持っています。しかし、一番の驚きはそのデザインの変化です。

クロノグラフのインダイヤルは横目へと変更され、ベゼルが厚くなりアラビア数字が入りました。洗練されたデザインで、ブライトリング独特のギラギラ感が強調される仕上がりになりました。しかし、ここまで変更されるともはや違うモデルの様にも感じます。ここまでのブライトリングの思い切ったデザインの革新は目を見張るものがあります。

↑クロノマット44は

ベゼルのイメージを大きく変更

 

最近では、2014年の30周年を記念して「クロノマット エアボーン」が発表されました。ムーブメントは引き続きキャリバー01ということもありクロノグラフは横目デザインです。ベゼルはクロノマットエボリューション以前のデザインに立ち返ったようなものとなっています。そして、大きさは41mmと44mmのラインナップがありますが、41mmの名称が「クロノマット エアボーン」で、44mmが「クロノマット44 エアボーン」です。名称を見る限り44mmの方がバリエーションで、41mmが標準モデルという位置づけだと思われます。つまりエアボーンは小ぶりな方が標準モデルであり、近年のクロノマットよりは小ぶりなイメージで市場に投入したい意図が見えます。30周年の記念もあり、ファーストモデルを意識して作られたデザインというのがわかります。

↑クロノマット エアボーンは

ファーストモデルを意識して作られた

 

 

 

 

 

 

■クロノマットはなぜ男性から愛されるのか?

 

これまでにクロノマットの系譜を見ながら進化を確認しました。初期モデルはプロユースのスペックが与えられました。それを最大限に世間に認知させた戦略をとったことが最大の成功要因と感じます。そして、時代に合ったスペックをクロノマットに与え進化させ続けます。

 

しかし、進化をしながらも大切な根幹は変わっていません。そのキーワードは「浪漫」です。つまり、男性は時計に浪漫を求めます。そして、クロノマットを手にするということは「プロパイロットと同じ時計を所有できる」ということとイコールです。その実感が男性に浪漫を与えます。実際にブライトリングを愛用するパイロットは多くいるということは世間に周知されています。クロノマットが男性から評価され愛されるのは、男性の「浪漫を求める少年のような心」に上手に訴えかけたことが大きな要因なのではないでしょうか。

 

今後もクロノマットは、多くの男性ファンを魅了する時計業界の代表モデルであり続けることでしょう!

 

 

 

 

※1・・・スイス公式クロノメーター検査協会(COSC)が行う精度検査のこと。15昼夜に及び機械式時計の精度を計測し、日差-4秒~+6秒以内に誤差が収まっているかをチェックする検査。合格したムーブメントを搭載するモデルには歩度証明書が与えられる。時計業界では第三者が行う検査としては最もメジャーな検定である。

 

 

 

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