高級腕時計の時計通信

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23.2.2018

オメガやタグホイヤーではなく、なぜグランドセイコーを選ぶのか? ~長く使えるコストパフォーマンスに優れた高級時計~

Komehyo

ブログ担当者:志津

 

最近の時計業界では、グランドセイコー(Grand Seiko)が人気で、購入する方が増えているのを実感します。

 

↑グランドセイコー/SBGR053

 

グランドセイコーは、日本が誇る時計メーカー、セイコーのトップブランドです。しかし、価格帯としては、スイスのオメガやタグホイヤーと同じぐらいに感じます。ここで、私の素朴な疑問です。

 

なぜ、オメガやタグホイヤーを差し置いて、グランドセイコーを買う方が増えているのか?

 

という疑問です。

 

この疑問を考え、私が至った回答は次の3つです。

 

 

 

<グランドセイコーの購入者が増えている理由>

 

1.長く・幅広く使えるデザインだから

 

2.優れたコストパフォーマンスをもつことが知れ渡るようになったから

 

3.知名度の向上と、時計選びの多様化の恩恵

 

 

 

この3つの理由を、以降で掘り下げて紹介していきます。なお以降では、グランドセイコーを「GS」と表現させていただきます。

 

 

 

 

 

 

■「長く・幅広く使えるデザイン」だから選ばれる

 

GSは、「長く・幅広く使えるデザイン」がゆえに、多くの人に支持されています。

 

↑GSの代表的デザイン

 

例えば、上の画像のモデルは、GSの代表的デザインです。国産時計のイメージ通りの、シンプルでスタンダードなデザインです。しかし、オメガやタグホイヤーの代表的なデザインは、GSとは異なります。例えば、下の画像はオメガとタグホイヤーの代表モデルですが、両方ともスポーティなデザインです。

 

↑オメガとタグホイヤーの代表的デザイン

 

多くの時計ブランドに当てはまることですが、通常、各ブランドの代表的なモデルは、“スポーツモデル”または、“ドレスウォッチ”です。例えば、ロレックスならサブマリーナやデイトナ、オメガならスピードマスターやシーマスター、パテックフィリップならカラトラバやノーチラスが代表的なモデルです。皆さんも、有名時計ブランドの代表的シリーズを思い浮かべると、それらはスポーツモデルかドレスウォッチのどちらかになるのではないでしょうか。

 

しかし、GSの代表的なデザインは違います。GSの代表的なモデルは、“3針のスタンダードなブレスモデル”なのです。スポーツモデルやドレスウォッチとはデザインのテイストが異なり、プライベートシーンでも、ビジネスシーンでも“幅広く”使える点が、3針のスタンダードなブレスモデルの魅力です。

 

また、この3針のスタンダードモデルはシンプルさを備えています。そして、「シンプル=長く使える」と考える方が多いのです。例えば、スポーツモデルは若々しさを感じることができますが、年を重ねると、そのデザインが感覚的に合わなくなってくることがあります。しかし、シンプルなモデルであれば、年を重ねた後も、使い続けることができるのではないでしょうか。特に現在は、「高額な買い物だからこそ、飽きのこないデザインで、長く使いたい」と考える方が増えてきたように感じます。この状況下において、シンプルデザインのGSは、そのニーズを叶える時計なのです。

 

つまりGSは、様々なシーンで“幅広く”使え、かつ、飽きのこないデザインで“長く”使える時計なのです。

 

もちろん、多くの時計ブランドでもシンプルなスタンダードタイプの時計はラインナップされています。しかし、主軸としてではありません。「せっかく買うならそのメーカーの代表的なモデルが良い」と考える人でも、シンプルなモデルを購入したい場合は、どうしても代表モデルを外した選択肢を選ぶことを強いられます。しかしGSであれば、シンプルなスタンダードモデルを選択しながら、代表的デザインを手に入れることができるのです。

 

↑シンプルスタンダードモデルは主軸ではない

(左:ロレックス/エアキング、

右:オメガ/デ・ビル)

 

 

 

 

 

 

 

 

■「優れたコストパフォーマンスをもつことが知れ渡るようになったから」選ばれる

 

またGSは、優れたコストパフォーマンスが知れ渡るようになり、多くの人に選ばれています。つまり、GSは“価格”と“作り”のバランスが良いのです。実際に私も、「GSは価格の割に作りが良い」という声をよく聞きます。少しその良さを、掘り下げてみましょう。

 

※価格の把握が必要だと思いますので、弊社の販売価格がチェックできるページへのリンクを用意しておきます(⇒こちら)。

 

まず挙げられる要素は、“針”と“インデックス(アワーマーカー)”の高級感です。GSと同じ価格帯で、針やインデックスがダイヤカット(多面カット)され、視認性と高級感を両立させたモデルはなかなかありません。文字盤は時計の表情を決める重要な部分であり、その作りで時計の良し悪しに大きな影響を与えます。GSはこの素晴らしい針とインデックスをもつ文字盤により、「純粋に美しく、しかも、様々な角度から見ても見やすい」という外観に仕上がっています。つまり、GSは「高級感」と「実用性」を両立しているのです。

 

↑GSの針とインデックス

 

そして、GSはブレスレットや本体ケースなどの“外装仕上げ”も評価されています。実際に、「ザラツ研磨」をアピールしたりと、GSは“外装仕上げの良さ”を広告的に押し出しています。わざわざそのようなことをするブランドは少ないと思いますが、GSは自信をもって外装仕上げの良さを押し出しています。私の個人的な感想としても、モデルによって仕上げ(ポリッシュやヘアライン)を変えている決め細やかさは、さすがだと感じます。

 

↑GSの外装仕上げ

 

最後にムーブメントにも言及しましょう。過去の投稿でも度々紹介していますが、GSは自社製ムーブメントが魅力のひとつです。

 

 

GSは、

 

スイスクロノメーターを凌ぐ自社検査を通す“メカニカル”ムーブメント

 

世界をリードする“クォーツ”ムーブメント

 

世界でも稀なハイブリッド機構の“スプリングドライブ”ムーブメント

 

を擁しているのです。

 

 

つまり、外装だけでなく、内部も優秀なのが、GSなのです。内部ムーブメントの優れた点は、過去の投稿でも紹介していますので、是非ご覧ください(⇒こちら)。

 

↑GSの自動巻ムーブメント「9S」

 

かつて、GSのコストパフォーマンスの良さは、「知る人ぞ知る」というイメージでした。しかし、知名度が向上した現在では、多くの時計雑誌でも取り上げられたりもして、そのコストパフォーマンスの良さが知れ渡るようになりました

 

現在は、ネットサーフィンをすると情報を獲得できる時代です。「作りがよくて、価格も納得できる高級時計が欲しい」というニーズを持つ方は、“調べるにつれて、自然とGSへ辿り着く”ような状況かもしれません。

 

 

 

 

 

 

■知名度の向上と、時計選びの多様化の恩恵

 

そして、知名度の向上と、時計選びの多様化の恩恵によって、GSの人気が加速したことも紹介しましょう。

 

以前、GSは「知る人ぞ知る」というイメージのあるブランドでした。それもそのはずで、かつては日本国内のみの展開だったのです。しかし、GSは世界展開を開始すると、世界の時計愛好家から高評価を受けるようになります。特に、GSの限定モデルや復刻モデルは、海外のコレクターに人気があります。この状況もあり、GSにも高値で取引されるような話題モデルが生まれ始めました。今では、GSに話題モデルが増えてきており、多くのメディアにも取り上げられ、確実に知名度が向上しています。

 

↑人気の限定モデルSBGW033

 

そして、現在はかつてより高級腕時計が市民権を得るようになり、多くの人が高級時計を持つようになりました。その状況もあり、ロレックスやオメガのような超有名ブランド以外にも手を出そうとする人が増えました。そこで恩恵を受けたブランドのひとつが、GSです。

 

特にGSがもつイメージが有利なのです。

 

例えば、

 

「ロレックスやオメガを所有したことがあるから、次は、国産時計にも手を出してみるか」

 

「海外のブランドは華やか過ぎるから、国産ブランドで高級時計を探そう」

 

という方がいれば、GSを選ぶことでしょう。

 

なぜならば、GSには「日本の時計ブランドの頂点である」というイメージがあるからです。そもそもセイコーは、日本の方なら皆が知るブランドです。そのトップブランドであれば、消費者にアピールしやすいでしょう。

 

もちろん、国産時計というくくりでは、シチズンのトップブランドの「ザ・シチズン」も候補となるでしょう。しかし、実際の感覚としては、「GSこそが実用時計で日本の最高峰」というイメージが大きいです。これは、ザ・シチズンは登場当初よりソーラー時計にこだわりを持っているのに対し、GSはクォーツ・機械式・スプリングドライブという3つの動力を基軸に据えていることが大きいのかもしれません。しっかりと世界のメインストリームにある機構で、「実用時計の最高を目指す」というコンセプトを早くから展開した結果だと言えます。つまり、“変化球”ではなく“ストレート”で世界と勝負しているのが、GSなのです。

 

超有名ブランド以外にもスポットが当たる環境が生まれて、「国産の最高峰」というイメージを武器にできるGSは、今後も人気を継続できるでしょう。

 

 

 

 

 

 

■最後に

 

最後に、私の個人的な意見を書かせてください。

 

私は、前述した3つの点以外にも、GSを選択する魅力があると感じます。海外有名ブランドが主流の時計業界において、“敢えて国産時計を選ぶ”というこだわりを出すことができるのです。このような発想でGSを選ぶのも良いでしょう。これは時計だけではなく、革靴・バッグ・洋服にも言えることです。海外製品がもつブランド力も魅力ですが、“自国の製品の素晴らしさ”を味わうのも、ひとつのこだわりです。

 

また、国産腕時計は、「勤勉なイメージ」を持っています。おそらく他の国産アイテムよりも、国産腕時計というアイテムは、その「勤勉なイメージ」が顕著かもしれません。その国産腕時計の中でも、GSは腕上で最高のクラフトマンシップを感じることができ、「国産腕時計の中でも、こだわった選択をした」と納得できることでしょう。

 

長くなりましたが、以上の理由が「なぜGSが選ばれるのか」という疑問に対する、私なりの意見です。海外ブランドが主流の時計業界において、今やGSも歴とした一つの人気の選択肢てす。是非、一度手にとってその素晴らしさを感じてみてください!

 

 

 

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