高級腕時計の時計通信

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17.11.2017

【高級時計の選び方】ブルガリの代表作「 ブルガリ・ブルガリ」(後編) ~ブルガリ・ブルガリの選び方~

Komehyo

ブログ担当者:篠田

 

前回は前編として、

【高級時計の選び方】ブルガリの代表作「ブルガリ・ブルガリ」(前編) ~ブルガリ・ブルガリはどういう人に選ばれるのか?

を投稿しました。

 

 

今回は後編として、ブルガリ・ブルガリの選び方について紹介します。

 

 

しかし皆さんの中には、

 

「ブルガリ・ブルガリを買おうと心に決めた人に、“選び方”が必要?」

「気に入ったデザインを選べば良いんじゃない?」

 

と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

しかし実は、ブルガリ・ブルガリには“新旧”の選択肢があり、それにより価格が変わります。そのため、中古品の購入も視野にいれている場合には、ある程度ブルガリ・ブルガリの新旧を把握しておいた方が選びやすいのです。

 

↑ブルガリ・ブルガリにも新旧がある

 

例えば、上の画像の2つのモデルをご覧下さい。2つのモデルを“間違い探し”のように探してみると、きっと、いくつかの違いに気がつくはずです。つまり、同じブルガリ・ブルガリでも、外観のイメージに違いがでるのです。

 

そして新旧においては、基本的に「新しい仕様のモデルの方が価格が高くなり、旧式モデルの方が安くなる」のです(※例外もあります)。

 

皆さんも、おそらく実際に店頭でブルガリ・ブルガリの中古商品をご覧いただくと、価格の違いに戸惑うはずです。「同じようなブルガリ・ブルガリでも、金額が全然違う!」と。しかし、もし皆さんがブルガリ・ブルガリの新旧の違いを知っていると状況が変わります。純粋に、「新しいモデルだから高い、旧モデルだから安い」と認識しながら、ブルガリ・ブルガリを選ぶことができるはずです。

 

つまり、新旧の違いを知ることが、“ブルガリ・ブルガリの選び方”の手助けになるということなのです。

 

以下で、ブルガリ・ブルガリの新旧の違いを紹介いたしますので、是非ご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

■ブルガリ・ブルガリの新旧モデル紹介

 

では、今回の本題の「ブルガリ・ブルガリの“新旧”紹介」を行います。今回は、より理解しやすいように、ブルガリ・ブルガリを「4つの世代」に区分けしました。

 

端的に言うと、“ブルガリ・ブルガリの選び方”とは、この「4つの世代」のどれを選ぶかを考えることなのです。

 

では以下で、「4つの世代」を紹介します。

 

 

 

①第一世代(ロゴなし仕様)

ブルガリ・ブルガリは、1975年にギフトウォッチとして作成した「ローマ」というモデルから発展する形で、1977年に登場します。ブルガリ初のレギュラーシリーズとして、代表作となりました。

 

この時は、まだ文字盤に「BLVGARI」のロゴ印字がないのが特徴的です。本当にシンプルで、無駄のないデザインに感じます。初期は、ケース径23mm、26mm、30mm、33mmの4サイズでの展開で、クォーツと自動巻がラインナップされました。この当時としては男女両方に向けたラインナップですが、現在の感覚からすると、一番大きい33mmでもユニセックスサイズに感じます。

 

金属ブレスのタイプは、筒状の部品を間にかませてはいますが、基本的にはモノブロックのコマを採用しています(“1ピース式”コマ)。そして留め具は、“く”の字状に折り込むタイプの片開き式クラスプです。通常の金属ブレスのほかに、革バンド、バングルタイプ(“トゥボガス”と呼ばれる)もあります。

↑トゥボガス

※このタイプには19mmサイズが存在します

 

 

 

②第二世代(“ロゴあり”仕様)

1990年代後半ごろになると、文字盤に「BLVGARI」ロゴ印字が入ることになります。

また、より大きな38mmサイズの自動巻モデルも登場し、さらにバリエーションが広がります。当時の男性サイズのトレンドにマッチしており、男性にも大きな人気が出ます。また、今の感覚では、38mmは細身の男性にぴったりなサイズです。38mmになってから、クロノグラフなど機能つきモデルも登場します。

↑クロノグラフつき

 

 

 

③第三世代(ギョーシェ文字盤)

2007年に、大幅リニューアルを行います。リニューアルでの大きな変更点は、以下です。

 

 

・文字盤のデザイン変更

ギョーシェ(彫り模様)が入る

 

・金属ブレスのデザイン変更

⇒光沢のある面(ポリッシュ面)と光沢がない面(サテン面)の“2ピース式”コマ

 

 

文字盤にはギョーシェ(彫り模様)が入ります。文字盤のインデックス数字「12」「6」も大きくなりました。

 

さらに、金属ブレスは今までの“1ピース式”ではなく“2ピース式”となります。金属ブレスも本体ケースも少し厚みが増し、直線的なデザインからカーブのある柔らかなデザインに変わります。文字盤も金属ブレスも、より高級感を感じさせる仕様になりました。

 

また、クラスプも一方向が“片開き”する仕様から、プッシュボタンでフランス窓のように両方向が開く“観音開き”仕様に変わりました。特にプッシュボタンでクラスプを開けることができる点は、ネイルをする女性にもやさしい仕様です。

 

この世代から30mmサイズがなくなりますが、より大きな42mmサイズが登場します。現在は40mm以上あるサイズが一般的ですので、現在の感覚に合うサイズ感です。

 

 

 

④第四世代(リューズにデザインアクセント)

2013年、2回目の大幅リニューアルを行います。変更点は以下です。

 

 

・リューズの変更

リューズ先にデザインアクセント(セラミックまたはカラーストーン)が付く

 

 

・針・文字盤の変更

⇒針の形状が“バトン針”

⇒文字盤のギョーシェがなくなる

 

・自社ムーブメント採用

⇒男性用モデルを中心に自社ムーブメント採用

↑ソロテンポ(BVL191)

 

従来の小ぶりな女性用の23mmサイズがなくなり、サイズの展開も微妙に変わります。女性に向けた26mm、33mm、37mm、男性に向けた39mm、41mmのサイズ展開となります。“カテーネ”という新たなブレスレットを持つラインには、22mmと31mmが存在します。

 

リューズ先にはデザインアクセントがつきます。男性向けはセラミック、女性向けはカラーストーンです。

 

そして、針の形状がバトン型に変わり、文字盤デザインもギョーシェではなくツヤのあるプレーンな文字盤になりました。現在のトレンドにマッチしたデザインです。

 

また、男性用モデルに自社製ムーブメントが搭載されます。そのムーブメントは、自社ムーブメントの中心を担うソロテンポ(BVL191)です。これによりブルガリ・ブルガリは、ついにムーブメントにも一目置くことのできる時計となりました。また、この自社製ムーブメント採用モデルの裏側は、ムーブメントが見えるようにシースルーバックになっています。

 

 

 

 

■最後に

 

ここまでで、ブルガリ・ブルガリの新旧を紹介しました。冒頭で書いたように、ブルガリ・ブルガリは、

 

「新しい仕様のモデルの方が価格が高くなり、旧式モデルの方が安くなる」

 

という傾向があります。

 

そのため、仕様を見てモデルの新旧の判断ができると、きっとブルガリ・ブルガリ選びが楽になるはずです。

 

皆さんの中でもし「ブルガリ・ブルガリが気になる!」という方がいらっしゃれば、是非店舗までお越し下さい。この投稿を読んでいただいた皆さんなら、きっと

 

「初期のブルガリ・ブルガリだ!」

「自社ムーブメントのブルガリ・ブルガリだ!」

 

と、店頭のモデルがどの世代なのか判断できるのではないでしょうか!

 

 

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