【2025年最新版】 ルイヴィトンと村上隆のコラボレーションの歴史と人気アイテムを解説
■INDEX
・はじめに
・村上隆とは
・村上隆×ルイ・ヴィトンのコラボライン
・アイテム紹介
・2025年の村上隆コラボレーション『Louis Vuitton x MURAKAMI
・最後に
■ はじめに
ルイヴィトンは今や世界中で愛されるブランドですが、その歴史を振り返ると、日本との関わりが特別な意味を持つことがわかります。
1880年代にルイヴィトンの二代目ジョルジュ・ヴィトンが日本の市松模様からインスピレーションを得て、ダミエ・キャンバスをデザインしたと言われています。
このように、日本美術はルイヴィトンのデザインに多大な影響を与えてきました。
さらに、ルイヴィトンはこれまで多くの著名なデザイナーやアーティストとコラボレーションし、話題性と芸術性を兼ね備えたアイテムを生み出してきました。
その中でも、日本を代表する現代美術家・村上隆とのコラボレーションは特に注目を集めました。
本記事では、この特別なコラボについて詳しくご紹介します。
■村上隆とは
ルイヴィトンとコラボレーションしたもっとも有名な日本人アーティストとして、村上隆氏の名前を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
まず、彼の経歴について簡単に触れておきましょう。
村上隆氏は1962年、東京都板橋区で生まれた現代美術家です。
「スーパーフラット」という独自の美術理論を提唱し、日本美術の伝統的な平面性と、アニメやポップカルチャーといった現代文化を融合させた作品で知られています。
彼の作品は日本国内のみならず、海外でも高い評価を受けています。
また、アート作品の制作に留まらず、アーティストのマネジメント事業や美術展の企画・運営も手がける多才な人物です。
村上隆氏とルイヴィトンのコラボレーションが実現した背景には、当時ルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターを務めていたマーク・ジェイコブス氏の存在がありました。
2000年代初頭、マーク・ジェイコブスは村上隆のファンであり、その作品に魅了されていたと言われています。
こうした縁から、ルイヴィトンと村上隆氏による革新的なコラボレーションがスタートしました。
ルイヴィトンとのコラボレーションで有名なモチーフの一つは、村上隆氏がデザインした表情豊かなフラワーです。
このフラワーモチーフは、村上隆の他の作品やグッズにも頻繁に登場し、特に中野ブロードウェイの「となりの開花堂(旧Bar Zingaro)」では、毎月異なるデザインのクッキーとして販売されるなど、非常に人気があります。
■ 村上隆×ルイ・ヴィトンのコラボライン
モノグラム・チェリー
2004年に発表された「モノグラム・チェリー」は、ルイヴィトンの代表的なモノグラムにさくらんぼのデザインを加えた、非常に大胆なアイテムです。
モノグラムとさくらんぼの色合いが美しく調和し、その存在感は一目で分かります。
なぜ「さくらんぼ」なのか?
それは、2003年に村上隆氏がデザインした「チェリーブロッサム」ラインの成功を受けて、さくらんぼのモチーフが再登場したからです。
この繋がりは、村上隆氏ならではの創造性の表れです。
モノグラム・パンダ
2003年にマーク・ジェイコブスと村上隆氏のコラボレーションによって発表された愛らしいパンダがプリントされたラインです。
大きな耳と目がカラフルな色使いをしており、村上隆氏らしいデザインが目を引きます。
こちらのアイテムは発売と同時に入手困難となり、今でもプレミア価格が付くほどのアイテムです。
中でもプティ・パンダと名づけられたこのパンダはあまりの人気の高さにより、ぬいぐるみまで発売され、現在は大変希少価値が高く高値で取引されています。
2003年に発表された「モノグラム・パンダ」は、愛らしいパンダのイラストが特徴のラインで、村上隆氏らしいカラフルでポップなデザインが印象的です。
発売当初から非常に高い人気を誇り、今でもプレミア価格で取引されることがあります。
特に「プティ・パンダ」と名付けられた小さなパンダは、ぬいぐるみとして販売されるなど、現在は希少価値が非常に高くなっています。
モノグラム・モフラージュ
2008年秋冬コレクションでマーク・ジェイコブスと村上隆氏のコラボレーションによって発表された「モノグラム・モフラージュ」は、カモフラージュ柄にルイヴィトンのモノグラムが隠れたデザインです。
カモフラージュは通常、目立たないようにするための柄ですが、村上隆氏はそれを逆手に取って、モノグラムをあえて隠し込むという斬新な発想をしました。
このアイデアは、非常にユニークであり、デザイン界で高く評価されました。
モノグラム・マルチカラー
2003年に登場した「モノグラム・マルチカラー」は、33色もの鮮やかなカラーを使用したラインです。
明るくポップな印象の色合いが特徴で、2色展開(白地の「ブロン」と黒地の「ノワール」)で発売されました。
2009年には裏地のカラーバリエーションも増え、さらに新しいアイテムが登場しています。
特に、鮮やかな色使いが若年層に人気を博し、ルイヴィトンの象徴的なアイテムとなりました。
■ アイテム紹介
モノグラムチェリー
ポシェット・クレ M95042
現在も定番で発売されているポシェット・クレにさくらんぼをプリントしたアイテム。
コイン、カード、折り畳んだ紙幣や鍵など身の回り品を収納できるキーケースです。
バッグの金具に取り付けるなど、チャームとしてもお使いいただけます。
小物で主張しすぎないので様々なファッションに取り入れられますね。
サックプラ M95010
モノグラムの上にポップなデザインのさくらんぼが散りばめられていて、持っているだけで楽しい気分になれるトートバッグです。
ルイ・ヴィトンのエキシビションでもアーカイブ展示されていたほどの名作です。
バケツ 23cm M95012
バケツ型で丸みのあるコロンとしたフォルムの鞄です。
たくさんのアイテムを一度に収納できる収納力もこの鞄の魅力です。
デイリーファッションから、ちょっとしたお出かけスタイルまで、シーンを選ばず使うことが出来ます。
モノグラム・パンダ
ポシェット・アクセソワール M51981
アイコニックなポシェット・アクセソワールは、ルイ・ヴィトンの定番長財布『ジッピー・ウォレット』も収納可能。モノグラム・キャンバスにパンダをプリントした可愛いアイテムです。
サイズ感がトレンドともマッチしており、近年非常に人気が高まっています。
ヴァヴァンPM M51173
使いやすさに定評のあるヴァヴァンPMに、カラフルな可愛いパンダがプラスされたデザインはたちまち人気となりました。
サイズ感はそれほど大きくなく、シンプルで様々なデザインの服装にも合います。
ポルトビエ カルトクレディ モネ M61666
お札やカードをすっきりと収納できる二つ折財布のポルトビエ カルトクレディモネ。
内装はカードポケット3個、フラップ式小銭入れ、二層の札入れスペースと、収納力と実用性の高さが魅力的なアイテムです。
モノグラム・モフラージュ
スピーディ35 M95773
旅行や日常生活をスタイリッシュに彩るスピーディ35。
クラシックなモノグラム・キャンバスをカモフラ柄に仕上げた大胆なアイテムです。
近年人気と希少価値の高さにより高騰しています。もし見つけることができたら一度手にとってみてください。
■ 2025年の村上隆コラボレーション『Louis Vuitton x MURAKAMI』
2025年、村上隆氏とルイヴィトンが約20年ぶりに再びタッグを組み、『Louis Vuitton x MURAKAMI』コレクションを発表しました。この待望のコラボレーションは、村上隆ファンだけでなく、ルイヴィトン愛好家にも大きな注目を集めています。
第1弾のコレクションは2025年1月2日に発売され、続いて第2弾が3月に控えています。発売直後から公式ホームページには、村上隆氏の象徴であるフラワーモチーフがあしらわれた華やかなデザインが登場し、ブランド全体が「MURAKAMIワールド」に彩られました。
今回のコラボレーションでは、村上隆氏の代表的なモチーフである「モノグラム・マルチカラー」「モノグラム・パンダ」、そしてフラワーデザインが多数登場しています。これらのアイテムは、販売開始からわずか数日で多くの商品が在庫切れになるほどの人気ぶりを見せています。
特に注目されているのは、以前のコラボレーション時にはなかった人気バッグシリーズ『カプシーヌ』や『オンザゴー』とのコラボアイテムです。これにより、伝統的なルイ・ヴィトンファンだけでなく、若年層や新しい顧客層からも熱い支持を得ています。
通常のカプシーヌとオンザゴー
カプシーヌBB
オンザゴーMM
『Louis Vuitton x MURAKAMI』は、村上隆氏が得意とするカラフルでポップなデザインが随所に取り入れられています。アイテムには、現代的なルイヴィトンの要素が加わり、クラシックと新しさが見事に融合しています。また、バッグだけでなく、スカーフやアクセサリー、シューズなど幅広いラインナップが用意されています。
第1弾の反響を受け、3月に予定されている第2弾コレクションへの期待も高まっています。新しいモチーフやデザインがどのような形で登場するのか、ファッション業界全体から注目が集まっています。
今回のコラボレーションがこれほど注目される理由には、村上隆氏が2000年代初頭にルイヴィトンと行った一連のコラボレーションが、ブランドの歴史においても非常に重要な意味を持っていることが挙げられます。
当時発表された「モノグラム・チェリー」や「モノグラム・パンダ」などのアイテムは、前述した通り現在でもプレミアム価格が付くほどの人気です。
このような過去の成功を受け、再び村上隆氏が手がける新作に期待が寄せられるのは当然のことと言えるでしょう。
■ 最後に
ルイ・ヴィトンと村上隆氏のコラボレーションについて、さまざまなアイテムをご紹介いたしました。
今回は人気の高いラインを中心に解説しましたが、他にもルイ・ヴィトンと村上隆氏のコラボレーションアイテムは非常に選択肢が多く、選ぶ楽しみがあります。
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”村上隆””マルチカラー”といったシリーズ名をキーワードに入れて調べると、思わぬ掘り出し物に出会うきっかけになるかもしれません。