ロエベ(LOEWE)の人気バッグをご紹介|歴史・素材・シリーズ

■ロエベの歴史

1846年、スペインにおいて数人の革職人によって工房が立ち上げられ、レザーバッグや小物類などの革製品の製造を行っていました。

その後、1872年にドイツの職人であるエンリケ・ロエベ・ロスバーグが工房を訪れた際、その技術の高さと製品の品質に感銘を受け、パートナーとして共に働くことになりました。

やがてスペインのマドリードを中心に、工房が手掛ける製品が広く知れ渡り、多くの人の手に取られるにうになりました。
次第に工房の規模が大きくなり、1892年には「E・ロエベ」という名の販売店を出店することになりました。

これがロエベの誕生といわれています。

■ロエベが人気の理由

ロエベは、革製品に高い評価をおいている方も多いといわれています。

ロエベでは「ナパラムスキン」と呼ばれる革を用いてアイテムを製造しています。
軽く、弾力性のあるラムスキンをなめすことで、触り心地を滑らかにし、バッグ自体の重さを感じさせないほどの軽やかさを引き立たせます。
現在では、カーフレザーなど様々な素材を展開していますが、革に対するこだわりが非常に強いブランドと言えると思います。

ブランドの歴史においても、スペイン王室御用達の称号を得るなど、その品質と製造技術の高さがうかがえます。

■ロエベの人気バッグ

アマソナ

1975年に誕生したロエベのアイコンバッグ。
発売当初は丸みを帯びたフォルムでしたが、現在ではスクエアフォルムで展開されています。
着脱可能なショルダーストラップによって、クラシックにもカジュアルにも持つことができる万能バッグです。

▼発売当初のデザインを復刻したアマソナ75

▼現行のデザイン

パズル・バッグ

2013年に当時29歳のJW・アンダーソンがデザインを手がけたバッグ。
日本の折り紙からインスピレーションを受けたユニークなデザインが特徴です。

また、ショルダーバッグ、ハンドバッグ、クラッチバッグなど5種類の使い方ができる機能性も持ち合わせています。

ハンモック

中央部分に折り込みを入れることで、間口を最大限に広げることができるユニークな構造になっています。
その特徴的な構造によって、正面・横、どちらから見ても様になるデザインです。

サイズ・素材・カラーバリエーションが多いこともあり、自分の好みや使い方に合ったアイテムを選ぶことができることも大きなポイントです。

ゲートバッグ

2018年の登場以降、ショルダーバッグ・ハンドバッグ・バムバッグなど様々なフォルムで展開されているシリーズです。

サイドから中央に向けて、垂れ下がるようにレザーストラップのデザインが施されていることにちなんで名づけられました。

それぞれにフォルムでミディアム・スモール・ミニといった3種類のサイズ展開があり、幅広いラインナップから選ぶことが出来ます。

バスケットバッグ

ヤシの葉(ラフィア)を素材として使用した天然素材のバッグ。
ロエベのロゴが大きく刻印されたレザーパッチが特徴のデザインです。
春夏バッグとして人気が高く、現在ではスモール・ミディアム・ラージの3サイズ展開となっています。

アニマルシリーズ

革工房の職人が余った革素材を用いてクマの形のコインケースを製造したエピソードがきっかけとなり、2015年のギフトコレクションで展開されたアニマルシリーズ。
コインケースやブックマーカーなど、様々なアイテムで展開されています。

■最後に

100年以上の歴史を歩むロエベ。
伝統を重んじるだけでなく、近年では20代のデザイナーであるJWアンダーソンを起用するなど、アイテムを通してブランドイメージの変革にも積極的なブランドと言えます。

上質でシックながらも、ユニークなロエベのアイテムをご覧ください。

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