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10.12.2016

ロレックス|デイトナはどのように選べは良いか?② ~最定番モデル116520の選び方~

Komehyo

ブログ担当者:須川

 

関連投稿:「ロレックス|デイトナはどのように選べは良いか?① ~3世代ある自動巻デイトナ(16520、116520、116500LN)~

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多くの方の憧れの的であるロレックスの「デイトナ」。2016年には新しいモデルが登場しましたが、それまではずっと型式116520(2000~2016年)がデイトナの定番モデルでした。

 

デイトナ116520は長きに渡って製造されたため、様々な仕様変更がありました。そのため、定番デイトナである116520を選択する際に、大まかにでもどのような仕様が存在するのかを知っておくと良いでしょう。

 

ということで、今回は“116520の選び方”というテーマでデイトナを紹介させていただきます。

 

↑定番デイトナ116520はどのように選べば良いか?

 

 

 

 

 

 

■定番デイトナ116520とは?

 

116520は2000年に登場したステンレス製の2代目自動巻デイトナです。初の自社製クロノグラフムーブメントCal.4130を搭載し、近代的なスペックをいち早く備えたことも評価されています。

 

例えば、1990年代の一般的な自動巻時計のゼンマイ駆動時間は1日半~2日間ほどでした。その後、2000年代中頃から2010年代にかけて、様々な時計メーカーは自社ムーブメントを開発し、3日間以上ゼンマイが持続するムーブメントを作ります。しかし、116520に搭載されたCal.4130は、2000年時点ですでに3日間駆動のスペックをもっていました。つまり、116520のムーブメントは新時代のスタンダードを先取りしていたのです。現在でもこのムーブメントが現役であることが、その先見の明の証明です。

 

 

116520は外装面でも優れています。本体ケースやメタルブレスレット部は前世代モデルよりも高級感・耐久性が増しています。文字盤の3時・9時位置にあるインダイヤルの位置も少し上寄りにレイアウトされていたり、インデックスが拡大されたりと、デザインにも改良が見られます。

 

116520は2000年~2016年まで長きに渡って製造されており、様々な仕様変更がありました。その細かな仕様にこだわって116520を選ぶ好事家の方もいらっしゃいます。しかし、一般の方にとっては「どこが違うの?」と感じる程度の仕様変更もありますので、今回は“分かりやすい仕様変更”に特化して紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

■116520の分かりやすい仕様変更を紹介

 

①クラスプ(ブレスレット留め具)

↑変更前(旧式クラスプ)

↑変更後(新型クラスプ/艶消し)

↑新型クラスプも仕上げに変更がある

(赤線に挟まれた部分)

※左:旧(艶消し)、右:新(艶あり)

 

2008年ごろからメタルブレスレットのクラスプ部(留め具)が大きく変更されています。より丈夫になり、変形に強くなりました。さらに2015年ごろには、変更後のクラスプの中板(折りたたみ部)の仕上げが光沢のある鏡面仕上げに変更されました。

 

変更前の旧式クラスプでもそれ以前よりは十分に丈夫ですので、そこまで心配をすることはありません。旧式クラスプのデイトナは丈夫さの点では変更後の新型クラスプには敵いませんが、販売価格が少しお手頃になります

 

新型クラスプはより丈夫になっており、変形への強さがあります。年式も新しくなる点もあり、販売価格は旧式クラスプのデイトナより高くなる傾向があります。

 

そして、新型クラスプは後年に中板が艶のある仕様になりますが、116520の最終仕様になると思われますので希少な仕様です。ロレックスはモデルチェンジのたびに最終仕様が評価される傾向がありますので、今後の時計業界の評価に注目です。

 

 

 

②夜光塗料

↑インデックスと針に塗布された夜光塗料

 

2013年ごろに、夜光塗料が変更されました。スーパールミノバからクロマライトという種類になりました。光る色・明るさ・持続時間が改良されています。明るさや持続時間は新旧を比較しないとなかなか分かり難いですが、“光る色”は分かりやすいはずです。

 

感覚的な表現にすると・・・

 

旧(スーパールミノバ):ライトグリーン

新(クロマライト):ブルー

 

というイメージです。

 

色の違いは暗所で光を確認すると分かるはずです。新型夜光塗料のクロマライトを採用する116520も生産期間が短いので注目です。

 

 

 

③ルーレット刻印

↑ルーレット刻印

(※画像はコンビ素材の116523)

 

文字盤の周りにある“壁面”のことを「見返し」と言います。2006年ごろからこの部分に刻印が入るようになりました。通称“ルーレット刻印”と呼ばれています。文字盤周りを一周ぐるっと刻印されているのですが、その内容は12時側にクラウンマーク、6時側にはシリアル番号、その他の場所は「ROLEX」と刻印が入ります。

 

以前、ロレックスの時計本体のシリアル番号を知るためにはブレスレットを外す必要がありました。しかし、ルーレット刻印が入るようになってからは、その手間なくシリアル番号が確認できるようになりました

 

それだけでなく、それまで見返し部分はただの“壁面”だったのですが、ルーレット刻印が入ることによってデザインに間延びがなくなりました。少し斜めにずらした角度から116520のフェイスを眺めると、文字盤外周にしゃれた刻印が見えるのです。少しの変化のようにも感じるかもしれませんが、意外と目につくポイントです。

 

 

 

④インダイヤル部のメタルカラー変更

↑左:変更前、右:変更後

 

クロノグラフは時間計測をする機能です。そのため、文字盤に通常の時刻確認のための針だけでなく、“経過時間を示す針”が設けられます。複数の針をもつため、針のいくつかは文字盤のセンター軸以外の場所に、“小さなサイズの針”として設けられます。その“小さなサイズの針”がつけられる円形部分を「インダイヤル」と呼びます。

 

116520は、このインダイヤルの一部にメタルカラー(シルバー色)を採用します。2010年ごろ以降、このインダイヤルのメタルカラーが微妙にマイナーチェンジします。私の感覚的な表現では、やや黄色味があったメタルカラーがよりストレートなメタル色になり、「よりメタリック感が強くなった」または「よりギラギラ感が強くなった」というようなニュアンスです。ただし、完全にマイナーチェンジしたというより、混在するようになったという状況が的を得た表現かもしれません。

 

変更した当時は「分かりにくい変更点だな」と思っていたのですが、意外と多くの方が「変更前が好き」「変更後が好き」などのこだわりがあり、侮れない変更点と認識するようになりました。

 

 

 

<今回紹介した116520の仕様変更まとめ>

※分かりやすく単純にパターンでまとめましたが、実際は過去の仕様が後年まで残っている場合があり得ます。

 

・2000年ごろ~ 

旧式クラスプ+ルーレット刻印なし

+旧インダイヤル+スーパールミノバ夜光塗料

 

・2006年ごろ~ 

旧式クラスプ+ルーレット刻印あり

+旧インダイヤル+スーパールミノバ夜光塗料

 

・2008年ごろ~ 

新型クラスプルーレット刻印あり

+旧インダイヤル+スーパールミノバ夜光塗料

 

・2010年ごろ~ 

新型クラスプルーレット刻印あり

新インダイヤル+スーパールミノバ夜光塗料

 

・2013年ごろ~ 

新型クラスプルーレット刻印あり

新インダイヤルクロマライト夜光塗料

 

・2015年ごろ~ 

新型クラスプ(艶あり)ルーレット刻印あり

新インダイヤルクロマライト夜光塗料

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?116520の仕様変更が少し掴んでいただけたでしょうか。

 

こだわる方であれば、その他にも様々な仕様変更があります。例えば、ベゼル文字、ムーブメントのパーツ、針の太さ、目盛り、フラッシュフィットなどです。さらに、付属品やムーブメント検査方法も変更があります。このように、細かな仕様変更があるため、116520はマニア心を擽る要素があります。

 

「どの仕様が良いのか?」と聞かると、私は困ってしまいます。もちろん改良している訳ですがから、新しい仕様の方が時計としてのスペックは上がっています。しかし、新しい仕様になればなるほど販売価格も上がる傾向にあります。何に重きを置くかで、選択の優先度が変わってきます。そのため、私はおすすめが明確に回答できません。ただ、個人的には旧型インダイヤルの方が私は好みです。

 

私の好みはさて置き、是非、皆さんはそれぞれのお好みで116520を選択してみてはいかがでしょうか!

 

 

 

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