高級腕時計の時計通信

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31.3.2017

カルティエ「カリブル・ドゥ・カルティエ」の魅力 ~カルティエメンズウォッチの代表作~

Komehyo

ブログ担当者:山口

 

最近のカルティエはメンズ時計に力をいれている

 

ということを、以前の投稿(独自路線を行くカルティエウォッチの魅力とは?~カルティエの時計は芸術作品~)でもご紹介いたしました。

 

その実例が、“男性専用”ウォッチシリーズ「カリブル・ドゥ・カルティエ」を作ったことです。

 

↑カリブル・ドゥ・カルティエ

 

かつては、どちらかと言うと女性に人気があったカルティエウォッチですが、“ロードスター”や“サントス100”の登場を受けて、男性人気も獲得しました。そして、このカリブル・ドゥ・カルティエの登場がカルティエの男性用ウォッチの人気を加速させた印象があります。

 

今回は、このカルティエのメンズウォッチの“昇り龍”である「カリブル・ドゥ・カルティエ」を紹介いたします。なぜならば、このカリブル・ドゥ・カルティエが私の“推しウォッチ”だからです!

 

(なお、便宜上、以下ではカリブル・ドゥ・カルティエを「カリブル」と省略させていただきます。)

 

 

 

 

 

 

 

■カリブルの魅力とは?

 

カリブルは、2010年に登場したカルティエ史上初のメンズ専用のコレクションです。また、量産するレギュラー製品に初めて自社開発ムーブメントを搭載したモデルでもあります。

 

↑自社開発ムーブメントCal.1904MC

 

 

自社開発ムーブメントを使って、カルティエメンズウォッチの代表作を作る!

 

という意気込みで作られたモデルがカリブルなのです。私は、この点がカリブルの大きな魅力の源に感じます。つまり、カリブルは“多くのカルティエ作品のうちの一つ”ではなく、代表作を産み出そうとした“渾身の作品”なのです。このような意気込みで作られた作品は、私たち消費者にもその熱が伝わるものです。作品の作り込みへのこだわりがあるのはもちろん、メディアへの売り込みの熱もあります。多くの方がカリブルに惹かれるのは、このような背景があるからかもしれません。

 

「自社開発ムーブメント」というワードが出ていますが、これには意味があります。実は「カリブル=キャリバー」を意味しています。そして、“キャリバー”は時計業界ではムーブメントを指す言葉です。つまり、「カリブル」という名を冠したということは、カリブルは自社開発ムーブメントを押し出していくシリーズということなのです。男性ユーザーは、内部のムーブメントにまでこだわる方がいらっしゃいますので、“自社ムーブメントモデル”という差別化がされた点は、男性には大きな魅力でしょう(現在では、他のコレクションにも自社製ムーブメントが搭載されますが、2010年時点では特にムーブメントの点で優位性がありました)。

 

また、外装デザインも素晴しい出来栄えです。

 

 

多くの男性に受けが良い“スポーティさ”、高級感を演出する“立体感”、カルティエ伝統の“クラシカルさ”を併せもった渾身のデザインです。それらを破綻させることなく表現できるところが、時計業界でも随一のデザイン力をもつカルティエならではです。初のメンズ専用コレクションの初作でこれだけの完成度まで作りこむことができる点が、凄いです。

 

そして現在、カリブルはバリエーションをどんどん増やしています。次で紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

■カリブルのバリエーション

 

続いて現在までに発表されている、バリエーションを大きく分けて紹介します。

 

 

①42mmサイズ/革ベルト

 

2010年に最初にラインナップされたのが、この“革ベルトタイプ”です。翌年にメタルブレスレットが登場しますので、先に登場したこちらが“オリジナルモデル”と言えます。文字盤色はブラックとシルバーが定番カラーです。

 

メタルブレスタイプと大きな仕様差はありませんが、価格面では差があります。価格的によりリーズナブルにカリブルを手に入れたい方には革ベルトモデルがお勧めできます。カルティエらしいクラシカルな雰囲気と革バンドの組み合わせは非常にマッチします。メタルブレスレットと比較すると、より大人の落ち着いた印象を感じさせます。また、ビジネスシーンでも十分に活躍できるタイプかと思います。

 

 

②42mmサイズ/メタルブレスレット

 

メタルブレスレットタイプのカリブルは革ベルトタイプ登場の、翌年に登場しました。“定番”としてラインナップされていましたが、なんと最近生産終了となってしまいました。もちろん中古市場では入手できます。

 

重厚感のある作りこまれたブレスレットと、カルティエ独特のクラシカルなデザインが上手く融合しており、バランスが素晴しいモデルです。艶っぽく光沢感のあるメタルブレスレットタイプは高級感を存分に楽しめます。まさにカルティエメンズ時計の王道を語るに相応しいモデルです。

 

 

③42mmサイズ/クロノグラフ

 

2013年にはクロノグラフも登場します。ムーブメントは、3針モデルのCal.1904MCにクロノグラフ機構を組み込んだもので、こちらもレギュラーシリーズとしては同社初の自社開発クロノグラフムーブメントとなりました。クロノグラフの登場で、カリブルを選ぶ際の選択肢が増えました。

 

 

 

④42mmサイズ/ダイバー

 

カルティエ初の本格ダイバーズウォッチとして2014年に発表され、大きな注目も集めました。これまで、カルティエはスポーツウォッチの作成に注力していませんでしたが、300m防水を誇る本格ダイバーズウォッチを突然発表し、時計ファンを驚かせました。

 

また、男性向けのスポーツ時計にまで、裾野を広げたことで、新たな時計ファンを獲得する結果にも繋がったかと思います。セラミックベゼルを装備し、厚みを抑えたケースの採用により、高級感を保ちつつも、カジュアルな雰囲気を兼ね備えています。

 

これまでブラック文字盤のみのラインナップでしたが、2016年にはダイバーズらしいブルー文字盤も登場しています。

 

 

⑤38mmサイズ/革ベルト

 

カリブルの進化は止まりません。2015年には38mmのミディアムサイズが登場しました。

 

42mmのビッグサイズケースに抵抗のあったユーザーの希望を見事に叶える形となりました。男性のみならず、女性の着用もオススメです。

 

また、42mmサイズとは文字盤のデザインが異なります。インデックスが全てローマ数字になっており、よりクラシック感の強いデザインです。さらに、価格が42mmサイズより抑えられているので、より消費者に嬉しいラインナップです。

 

 

 

このように、現在ではバリエーションも増え、いくつかのカリブルが選べるようになりました。消費者には嬉しい限りです。

 

 

 

 

 

 

もう一度述べます。

 

カリブルは“多くのカルティエ作品のうちの一つ”ではなく、代表作を産み出そうとした“渾身の作品”です。

 

そのため、もし私が「カルティエのメンズウォッチで、どれがどれがお勧め?」と聞かれたら、迷わず答えます。

 

そう、「カリブル・ドゥ・カルティエ」です!

 

 

 

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