高級腕時計の時計通信

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25.12.2015

お洒落な人はなぜナビタイマーを選ぶのか? ~ブライトリング「ナビタイマー」の魅力~

Komehyo

ブログ担当者:鳥居

 

店頭でたくさんのお客様を接客させていただく中で、気付いたことがあります。

 

それは

 

お洒落な人はブライトリングのナビタイマーを着けていることが多い

 

ということです。

 

その方々はブライトリングを選択した方ですので、時計が好きな方であるとは思います。しかし同時に、ファッション自体が好きな方だと感じます。つまり、その高いファッションセンスでトータルコーディネートした結果として、選ばれた時計が「ナビタイマー」だったということなのでしょう。

 

ここで疑問が起こります。「なぜお洒落な方はナビタイマーを選ぶのか?」と。きっとナビタイマーにはお洒落な方を惹きつける魅力があるのだと思います。  

 

今週はブライトリングを代表する時計「ナビタイマー」の魅力に迫りたいと思います。その魅力を分析するために、外装、内部(ムーブメント)、バリエーション展開に注目していきます。  

 

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↑なぜお洒落な人はナビタイマーを選ぶのか? 

 

 

 

 

 

 

■とにかくデザインが良い!

 

ナビタイマーは1952年に発表されました。当時はまだ自動巻クロノグラフが登場していない時代でしたので手巻式クロノグラフでした。その後、自動巻化、日付の有無の変更、インダイヤルの位置の変更などはありましたが、基本的なデザインテイストを大きく変えずに現在に至ります

 

大きくデザインを変えない理由は、発売当初から完成されたデザインであったからだと思います。文字盤をケースいっぱいに広げた視認性の高さ、航空に必要な計算尺のスケールが描かれた文字盤、回転しやすいように凹凸のつけられた回転ベゼルなど、メカニックテイストを好む男性が惹きつけられるデザインです。

 

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↑メタルバンドのナビタイマー

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↑革バンドのナビタイマー

 

また、時計本体とバンドのマッチングも秀逸です。メタルバンド式でも、革ベルト式でも、どちらを選んでも抜群の相性を誇ります。それだけ本体のデザインバランスが良いからです。

 

ナビタイマーのためにデザインされたメタルバンド“ナビタイマーブレスレット”は、7列のパーツを並べた特有のブレスレットです。このブレスレット自体が個性をもっています。きっとメタルバンドのナビタイマーを選択した方は、ナビタイマーブレスレットを含めたデザインを気に入って購入しているはずです。私の印象としても、ナビタイマーはメタルバンドの方がより高級感のあるデザインだと感じます。

 

他方、革ベルトを選ばれた方は、よりアビエーションテイストとクラシックテイストを堪能できます。また、革ベルトの方が、時計の重さは軽くなります。

 

メタルバンドも革ベルトも、それぞれのバンドに長所があります。ただ、ナビタイマーはどちらをつけても魅力は色褪せません。春夏はメタルバンド、秋冬は革ベルトを使っているというユーザーも多いのではないでしょうか。        

 

 

 

 

 

■現行ナビタイマーは実用性の高いムーブメント

 

ナビタイマーは時代とともに進化していますが、内部の機械であるムーブメントも進化しています。

 

かつては、ETA7750ベースのムーブメントやETA2892A2にケレックモジュールを搭載したムーブメントを採用していました。しかし、現行モデルのナビタイマーには自社製ムーブメントが搭載されます。クロノグラフ機能のみであれば「キャリバー01」、GMTクロノグラフ機能であれば「キャリバーB04」と呼ばれる自社ムーブメントです。

 

キャリバー01はブライトリングの中でも基幹ムーブメントに設定されており、クロノマットなどその他のモデルでも採用されています。キャリバー01の特徴は、ゼンマイをフルに巻き上げた状態からの持続時間が約3日間あることに加え、24時間いつでも日付を変更できる機能がついています。よくある従来のムーブメントであれば、ゼンマイ持続時間は36~48時間で、夜中の日付変更は故障の原因になるので禁止されています。従来のムーブメントと比較すると、キャリバー01の機能は時計を日常的に使うユーザーにとっては非常に嬉しい機能と言えるのではないでしょうか。

 

キャリバー01についてはかつてのブログ(やっていませんか? 腕時計の「危険な使い方」)でも触れていますので、是非ご確認ください。        

 

 

 

 

 

■「一風変わったナビタイマー」もある! 豊富なバリエーション展開

 

ナビタイマーは長きに渡ってシリーズ展開をしています。そのため「一風変わったナビタイマー」も存在します。下で紹介しましょう。

 

 

 

まずご紹介させていただくのは「コスモノート」。

 

見た目は一般的なナビタイマーと変わりませんが、なんと短針(時針)が24時間で一周するという珍しい運針です。これは、ナビタイマーがパイロット用に作られた時計に対し、コスモノートはその名の通り宇宙飛行士用に作られた時計だからです。宇宙空間では昼夜の違いがわかりにくいため、1日で短針が1周するように作られいるというわけです。  

 

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↑コスモノート/A020B59KBA

 

続いて紹介するのは、「クロノマチック」と「ツインシックスティ」。通常のナビタイマーはインダイヤルが三つ目ですが、前者は2つ目、後者は4つ目のデザインとなっています。現在はともに生産終了されていますが、ブライトリングらしい面白い発想だと思います。

 

クロノマチックはリューズが左にあり個性的です。これは世界初の自動巻クロノグラフムーブメントのひとつであるキャリバー11をオマージュしたものです。当時、手巻式ではなく「自動巻式である」ということをアピールするために、このムーブメントは「普段はリューズを使わなくてよい」というメッセージとしてリューズを普通と逆の位置にしたものでした。

 

ツインシックスティは「クロノグラフは積算計の視認性が良くない」という弱点があることを解決するためのひとつの試みでした。つまり、一般的なクロノグラフは時間計測のための針を「時」「分」「秒」と独立した別々の針として持っているため、「時間計測を読み解くための視認性が落ちる」という弱点があります。その解決策として、6時位置インダイヤルに「同軸の時間計測用の分針と時針」を設けました。これにより、「普通のアナログ時計で時刻を読み取るのと同じ感覚で」クロノグラフの時間計測の読み取りをすることができます。  

 

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↑左:クロノマチック/A410BCMKBA

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↑ツインシックスティ/A392B46NP

 

最後に紹介するのは、「モンブリラン」。

 

文字盤の内側に架かる赤いデシマルメーター(100分割計)が特徴です。そのモデル名はかつてブライトリングの本社があったモンブリランという地名に由来します。おすすめしたいポイントはサイズ感。通常のナビタイマーより「一回り小さいナビタイマー」です。最近の40mmサイズもブライトリングとしては小ぶりですが、過去のモデルに目を向けると38mmサイズのものもあります。これなら腕の細い男性はもちろん、マニッシュに時計を着けたい女性もつけることができます。

 

時計業界ではデカ厚ブーム以降、大きな時計がトレンドになりました。しかし、「人とズラす」テクニックに長けたファッションセンスの高い方にとっては、「小ぶりなサイズ感」と「通常のナビタイマーにはない赤いデシマルメーターを持つデザイン性」は触手をのばしたくなる一本です。  

 

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↑モンブリラン/A414G96NP

 

 

 

 

 

■最後に

 

いかがでしょうか?ナビタイマーの魅力が見えたでしょうか。外装、内部、バリエーション展開を中心に紹介しましたが、お洒落な方がナビタイマーを選ぶ理由がそこ隠されているはずです。私はその理由を自分なりに分析しています。

 

それは、

 

「デザイン性の良さ」がベースにあり、さらに「個性的なバリエーションを選べる選択肢がある」。

 

これが、お洒落な人がナビタイマーを愛する理由なのではないでしょうか!  

 

 

 

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