19.7.2019

【ロレックスのレア品を紹介】エクスプローラーⅠ「ブラックアウト」とは？

Komehyo

• ROLEX

ブログ担当者：須川

■【ロレックスのレア品を紹介】エクスプローラーⅠ「ブラックアウト」とは？

今回は、ロレックスのレア品のひとつとして有名な「ブラックアウト」を紹介します。

↑エクスプローラーⅠ“ブラックアウト”

上の画像のモデルが「ブラックアウト」ですが、これは、“エクスプローラーⅠのレア仕様”という存在です。もちろん、ブラックアウトを知っている方は、「どの部分がレア仕様なのか」がすぐにピンとくるでしょう。先にレアポイントを言っておきますが、ブラックアウトは「インデックスがレア」です。

では以降で、ブラックアウトの特徴と、その魅力を紹介しましょう。

■ブラックアウトの特徴とは？

先に書きましたが、ブラックアウトはエクスプローラーⅠのレア仕様です。下に、通常モデルとブラックアウト仕様の比較画像を用意しましたので、まずはご覧ください。

↑14270ブラックアウト

上下２つの画像を用意しましたが、上の画像が通常モデル、下の画像がブラックアウトです。注目してもらいたいポイントはインデックス、つまり、文字盤の数字「3」「6」「9」です。そのインデックス「3」「6」「9」ですが、通常モデルには白い着色がありますが、ブラックアウトは白い色がありません。

↑上：通常の白い着色のインデックス

下：黒い着色があるブラックアウト

白い着色がないブラックアウトですが、より具体的に説明すると、ブラックアウトには２つの種類があります。ひとつは、上の画像のブラックアウトのように、インデックス数字に黒い着色があるタイプです。そして別のタイプとして、下の画像のような、何も着色のないタイプもあります。

↑何も着色のないブラックアウト

元々、ブラックアウトは、1990～2001年まで作られた「型式14270」の初期生産分（E番/X番）のみの仕様として注目されました。14270のブラックアウトは、約10年つくられた人気のロングセラーモデルのレア仕様であるために、ロレックス指折りのレアモデルとして認識されています。

14270の後継機である、2001～2010年まで作られた「型式114270」でも、一部の時期（V番）でブラックアウトが発見されています。こちらの114270のブラックアウトも、その希少性からレアモデルと認識されています。

また、現行モデルの「型式214270」は前期モデルと後期モデルが存在し、「前期モデル＝ブラックアウト」「後期モデル＝白い着色（夜光塗料）あり」という違いがあります。しかし、こちらの214270のブラックアウトは、長きに渡りたくさん作られたため、特にレアモデルとは認識されていません。

↑214270前期モデル

■ブラックアウトの魅力とは？

次に、ブラックアウトの魅力も紹介します。

まず、現行モデル214270のブラックアウトを除けば、ブラックアウトはレアモデルですので、その希少性が最大の魅力でしょう。特にブラックアウトは、ロレックスの中でも有名なレアモデルですので、持っていれば周囲から羨望の眼差しで見られるはずです。

そして、私の個人的な意見ですが、ブラックアウトはデザインも魅力です。特に“14270のブラックアウト”は、そのほとんどが「インデックスが黒い着色タイプ」であることに加え、「文字盤の文字がシルバー色」という特徴があります。

“通常の14270”は、インデックスが、黒い着色ではなく「白い着色タイプ」です。そして、文字盤の文字の色は、シルバー色ではなく「白色」です。そのため、14270のブラックアウトは、通常モデルとかなり印象が異なるのです。

私の目から見ても、引き締まったブラックインデックスに、高級感のあるシルバー文字を持つ14270ブラックアウトは、最高の雰囲気を醸し出しています。

↑最高の雰囲気をもつ14270ブラックアウト

■最後に

今回は、ロレックスの有名なレアモデル「ブラックアウト」を紹介しました。滅多に遭遇できるモデルてはありませんが、その存在を知っておいて損はないはずです。

また、先に「214270のブラックアウトは、レアモデルとして認識されていない」と紹介しましたが、未来の評価は未知です。現在は「現行モデルの旧タイプ」という印象の214270ブラックアウトも、20年後には「レアモデル」と評価されてもおかしくはありません。なぜなら、ロレックス史において、そのようなことは多々あることだからです。

是非、皆さんも、ブラックアウトの評価がどうなっていくのか、気長に見守ってみてください！

※おすすめ投稿記事

「【考察】ロレックスの認定中古が始まることによる影響とは？」

オンラインストアでエクスプローラーを探す