高級腕時計の時計通信

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2.2.2018

オメガ|スピードマスターを上手に“外す”なら、スピードマスターマーク40!!

Komehyo

ブログ担当者:川澄

 

オメガ(OMEGA)の代表作スピードマスター。クロノグラフを搭載したスポーティなオメガとして不動の人気を得ているモデルです。

 

↑スピードマスターの代表モデル

※画像はスピードマスタープロフェッショナル

 

スピードマスターはシリーズ化して展開しています。中心モデルのスピードマスタープロフェッショナル(ムーンウォッチ)だけでなく、スピードマスターデイト、スピードマスターデイデイト、スピードマスターリデュースドなども人気モデルとして認識されています。人気モデルの幅が広いため、スピードマスターシリーズに関しては、少し中心モデルから外すだけでは、“他の人と被ってしまう”ことを避けることができません

 

そこで今回は、このスピードマスターの“上手な外しの選択肢”として、スピードマスターマーク40を紹介いたします。

 

↑スピードマスターマーク40

 

 

 

 

 

 

■スピードマスターマーク40とはどんなモデル?

 

まずは、「スピードマスターマーク40って何?」という点からです。一言で説明すると、スピードマスターの誕生40周年記念として、1997年に登場したモデルがスピードマスターマーク40(以下、マーク40)です。

 

今回、私はマーク40を“上手な外しの選択肢”としておすすめしています。しかし申し訳ないのですが、すでに生産終了になっていますので、新品で購入することはできません。ただし、記念モデルではありますが、「○○本限定」という数量限定モデルではありませんので、ある程度の数が生産されています。そのため、時間をかけて探せば、十分に見つかるモデルだと思います。

 

ここで、マーク40の魅力を紹介しましょう。それは、デザインが一つではない点です。大まかに分けると、3つの種類に分けることができます。下で紹介します。

 

 

 

 

<マーク40の種類>

 

1.スピードマスターマーク40“コスモス”

 

 

 ↑型式:3520.50

 

・スピードマスターデイデイトがベース

 

・スピードマスタープロフェッショナルかのような配色

 

・ポインターデイト針の先がホワイト

 

・24時間計に、2時間ごとのアラビア数字インデックス

 

 

~評価~

まず、マーク40の各モデルは、スピードマスターデイトもしくはスピードマスターデイデイトがベースとなっています。そのため、手巻き式のスピードマスタープロフェッショナルとは異なり、自動巻モデルであり、日付表示のついたモデルです。実用性を重視する方にとっては、マーク40はどれも魅力的なスピードマスターです。

 

そして“コスモス”は、文字盤の配色が、ブラックの下地にホワイトの指し色です。これは、NASAに採用され月に同行した伝統の“ムーンウォッチ”と同じ配色です。この配色は、全体としてメリハリのある視認性に優れたモデルです。また、色合いや雰囲気はムーンウォッチ風ですが、機能としてはトリプルカレンダーですので、全くの別物です。雰囲気と実用性のバランスが秀逸なモデルです。

 

 

 

2.スピードマスターマーク40“AM/PM”

 

↑型式:3520.53

 

・スピードマスターデイデイトがベース

 

・ポインターデイト針の先がイエロー

 

・24時間計を、ブルーとブラックで色分け

 

・クロノグラフ積算計の針がレッド

 

 

~評価~

“AM/PM”は、なかなかアヴァンギャルドなカラーリングが魅力です。グレーの下地に、レッド・ブルー・イエロー・ブラックの配色がされており、非常に印象に残るデザインです。通常は3色以内でまとめることがデザインのセオリーですので、5色で構成することは、かなり攻めた印象を受けます。また、カラー以外でも注目ができます。通常、スピードマスターはバーインデックスを採用します。アラビア数字のインデックスは珍しいと感じます。

 

ここまで攻めたデザインをするオメガは久しぶりに感じます。1960~70年代のアバンギャルドが流行った時代を思い出します。ある種のヴィンテージ感を感じるのは、私だけではないはずです。

 

 

3.スピードマスターマーク40(“デイト”モデル)

 

↑型式:3513.53

 

・スピードマスターデイトがベース

 

・クロノグラフ積算計の針がレッド

 

・文字盤にギョーシェ彫りを採用

 

 

~評価~

スピードマスターデイトをベースをするマーク40(以下、“デイト”モデル)は、“AM/PM”よりは控えめですが、レッドカラーで鮮やかに挿し色を配しています

 

“AM/PM“の赤色も目を引きますが、この“デイト”モデルの赤色の活かし方は、少し違っています。それは、“挿し色の統一感”です。“AM/PM”では、クロノグラフ針のみが赤色でした。しかし“デイト”モデルは、クロノグラフ針だけでなく、12時位置・6時位置インダイヤルのインデックスまで赤色です。つまり、“AM/PM”では赤色は「挿し色の一部」という位置づけですが、“デイト”モデルでは、赤色が「挿し色の主役」として設定されているのです。文字盤の縦中央を走る赤が、統一感があり、なんともかっこいいです。

 

インデックスは“AM/PM”同様に、アラビア数字です。また、文字盤には一部に、ギョーシェ彫りが施されており、他のマーク40とはまた別の魅力を感じます。

 

↑ギョーシェ彫り

 

 

 

 

 

 

■まとめ

 

紹介をしたように、マーク40のベースは定番のスピードマスターデイトやスピードマスターデイデイトです。そのため、マーク40ならではの特徴というと、際立つデザインです。それらのデザインは、バランスよりも“キャラクターを立てること”を重視したように感じます。おそらく皆さんも、時計店のショーケース越しにマーク40と出会ったならば、「おっ!」と感じることでしょう。

 

そして、他の人とあまり被らないデザインでありながら、定番モデルそのままの実用性があるのです。

 

この理由から、私はスピードマスターマーク40を、“上手な外しの選択肢”としておすすめしたいのです!

 

 

 

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