高級腕時計の時計通信

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20.10.2017

【プロが教える“通”な時計選び】ブライトリングを“通に選ぶ”なら「ナビタイマーファイターズ」!

Komehyo

ブログ担当者:澤本

 

皆さんは、ファッションアイテムを選ぶ際に、どんな基準を持っていますか?

 

「周囲に分かってもらえる有名なものを選びたい!」

 

「他人の目は気にせず、自分の感性に合うものを選びたい!」

 

など、人それぞれの基準があるのではないでしょうか。

 

 

今回は、高級時計を選ぶ際にしばしば登場する選択基準

 

時計好きにも一目置かれる、“通な時計”を選びたい!

 

という基準の時計選びを、プロの視点からサポートすべく書かせていただきます。

 

ニュアンスとしては、「ある程度の“一般受け”要素もありながら、時計好きからも一目置かれる」というモデルが、私のおすすめです。

 

その要素を備えるモデルとして、私はブライトリングの「ナビタイマーファイターズ」を推したいと思います。以降の文章で、モデルの魅力とともに紹介いたします。

 

↑ナビタイマーファイターズ

 

 

 

 

 

 

■ナビタイマーファイターズとは?

 

最初は、「ナイタイマーファイターズとはどんなモデル?」という点からです。

 

まず、ナビタイマーといえば、クロノマットと並ぶブライトリングの定番パイロットウォッチです。ベゼルに“航空用回転計算尺”を備える、まさにパイロットのための時計です。時計の本体の仕上げは、ツヤのある“鏡面(ポリッシュ)仕上げ”が施されているタイプが基本となります。そのためパイロットウォッチでありながら、全体から光沢を放ち、非常に高級感漂うモデルに仕上がっています。

↑ナビタイマー

 

そして、ナビタイマーファイターズは、「ナビタイマーの特別仕様」です。

 

↑ナビタイマーファイターズ

(パンダ文字盤)

 

ナビタイマーファイターズについて、少し説明しましょう。パイロットウォッチに重きを置くブライトリングは、1998年、オールド・フライング・マシーン・カンパニー(以下、「OFM」)とタッグを組むことを決めます。OFMは、1981年にイギリスで創立された団体で、かつて活躍した戦闘機を展示したり飛ばしたりしています。そして、ブライトリングはOFMと提携した翌年の1999年、「ブライトリングファイターズ」というエアロバティックス・チームを創立します(エアロバティックス・チームとは航空機での競技や航空ショーを行うチームのこと)。そのチームは、第二次世界大戦で活躍した航空史上に不朽の名を残す、6機の名機を用いて編成されました。

 

 

<ブライトリングファイターズの6機>

・スピットファイア(英)

・メッサーシュミット(独)

・ムスタング(米)

・キティーホーク(米)

・コルセア(米)

・ヤコブレフ(ソ連)

 

 

第二次世界大戦後、これら6機の名機はコレクターの手によって非常に良い状態で保存されていました。そしてブライトリングファイターズによってその名機たちは復活を遂げ、各地で往年のフライトを再現しました。要するに、このブライトリングファイターズの活動を記念して製作された特別モデルが、ナビタイマーファイターズなのです。

 

ナビタイマーファイターズのラインナップについて、少し触れておきます。ステンレスモデルの場合、2種類の文字盤カラーと、金属ブレスレット仕様と革ベルト仕様の違いで、4種類あります。その2種類の文字盤カラーは、先ほど画像を掲載した“白地に黒いインダイヤル(通称パンダ文字盤)”と“黒地に白いインダイヤル”です。特に、時計業界で人気カラーのパンダ文字盤が存在する点は、ナビタイマーファイターズの魅力の1つかもしれません。また、世界50本限定で、プラチナ製のモデルも存在します。

 

↑左:黒地に白インダイヤルの文字盤

右:プラチナ製の限定モデル

 

ブライトリングファイターズはファンを大いに楽しませましたが、その活動は2003年で終了しました。つまり、現在ブライトリングファイターズの活動はありません(※)。そのため、時計作品としてのナビタイマーファイターズの存在は、一時だけのものです。希少性という点でも、“通な時計”の要素をもっています。

 

※ブライトリングファイターズは終了していますが、現在、ブライトリングは別の形でエアロバティックス・チームをもっています

 

 

 

 

 

 

■ナビタイマーファイターズの特別性

 

ナビタイマーファイターズが“通の時計”である要素として、「ナビタイマーファイターズの特別性」を紹介しましょう。

 

まず、「裏蓋」が特別仕様です。裏蓋の中心にはブライトリングファイターズの記章、その周りには先に紹介した6機の航空機のシルエットが刻印されています。

 

↑裏蓋に6機の名機が刻印される

 

さらに、「フェイス部」も特別です。風防(ガラス部)は、通常のナビタイマーとは異なり、ミネラルガラスが採用されます。そして、文字盤中央には、特別シリーズであることを示す「SERIE SPECIAL」の赤文字が印字されます。

 

↑文字盤には「特別シリーズ」の印字

 

そして、私が一番主張したいナビタイマーファイターズの魅力は、ツヤ消し仕上げ、つまり“サテン仕上げ”である特別性です。このサテン仕上げ仕様の魅力を次で紹介します。

 

 

 

 

 

 

▪️ナビタイマーがサテン仕上げであることの魅力

 

鏡面仕上げが基本仕様であるナビタイマーシリーズにおいて、ナビタイマーファイターズの“サテン仕上げ”は最大の魅力です。サテン仕上げであることの良さをデザイン面実用面からみていきます。

 

↑ナイタイマーファイターズのサテン仕上げ 

↑通常のナビタイマーの鏡面仕上げ

 

 

 

①サテン仕上げの魅力/デザイン面

 

ドレスタイプの時計に採用される鏡面仕上げは、エレガントさやドレッシーさを上手に表現します。しかし、スポーティなタイプの時計に鏡面仕上げを採用する場合は、好みで賛否が分かれる傾向があります。

 

賛成派は「スポーティモデルだけど、エレガントさを併せ持ち、素晴らしい」と評価するでしょう。しかし、反対派は「光沢部分が多く、ギラついた印象がちょっと…」と抵抗感があります。特に、金属ブレスタイプについては、ナビタイマーの特徴的な7連のブレスがさらにギラついた雰囲気を助長してしまいます。

 

これらは好みの問題なので、正解はありません。もちろん「光沢のある感じがナビタイマーらしくて好き」という方の感覚も分かります。ただし、過剰な派手やかさを好まない傾向がある日本人気質からすると、「ナビタイマーは好きなデザインだけど、光沢の強いデザインのために、欲しい候補には挙がらなかった」という方が一定数はいるはずです。そのような方にとって、ナビタイマーファイターズは最高のデザインだと思います。

 

 

 

②サテン仕上げの魅力/実用面

 

鏡のように磨かれた鏡面仕上げでは、軽く擦った程度でもその傷が目立ってしまいます。日常使いをしているときれいな状態を保つのはなかなか困難です。もちろん軽い傷であれば磨きをかけることで消すことも可能ですが、その手間を考えると気軽に何度もできるわけではありません。また、指紋も目立ってしまいます

 

その一方、サテン仕上げではそのマットな質感から、軽い傷であればあまり目立たないので、日常使いでもある程度許容できる範囲で使い続けることができます。もちろん、指紋も目立ちにくいです。

 

 

 

 

 

▪️最後に

 

ここまでで、ナビタイマーファイターズについて色々と書きましたが、分かりやすくまとめると、

 

「“ブライトリングファイターズのためのモデルとして誕生した”という背景が特別

 

かつ

 

“サテン仕上げ”、“裏蓋やフェイス部のデザイン”など、仕様が特別

 

なナビタイマーなのです!

 

つまり、時計好きからすると、「モデル背景も、本体仕様も、どちらも語れる時計」なのです。まさに、“通の時計”に相応しいモデルです!

 

「時計好きにも一目置かれる、“通な時計”を選びたい!」という方、是非どうぞ!

 

 

 

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