サングラスの謎
天体担当のMARです。去年の話題で恐縮です。
11月9日の日の出と共に水星の日面通過現象がありました。
水星は子供の頃に日没直後の多度山(三重県桑名郡、名古屋から西に見える山)の上に2回ほどしか見たことがなく、久しぶりに見るか!と思ったのですが、やはり起きられず、娘に「見ないの?」と起こされようやく天気を確認する有様・・・。
しかも、ここで大問題が発生!
私の家の東側は田んぼが広がり開けているのですが、この時期の太陽の昇る位置はちょうど東南に位置するお隣さん(といっても40mぐらい離れているのですが)の家の向こうでちょうど日の出の太陽が庭から見えない。かといって出勤前に機材一式を持って移動する根性もないため、ベランダへ移動。ところが今度は電線が邪魔・・・
なんとか電線の間を縫って撮影した写真がこれです。真ん中右寄りの小さい点が水星、左下の大きな黒点の方が大きかった。
せっかっくなので眼視してみようと25年ぶりに取り出したのが「サングラス」。PL法施行以前は望遠鏡を買うと必ず付いてきたのに、事故の製造者責任が法律で明記された途端、販売をしなくなった商品です。
う~ん私が子供の頃、散々太陽観測を勧めておきながらこの始末は???
と思いつつ当時説明書に書かれていた注意事項が甦る。
1.長時間の観測はしないこと。
2.対物レンズの口径は絞ること。
3.見ない時は必ず対物レンズにキャップをすること。
4.ファインダーのキャップは外さないこと。
8cm屈折レンズの対物キャップについている小さいキャップだけ外して、ファインダーのキャップも付いていることを確認。恐る恐る覗いてみるとしっかり減光されている。太陽はこんなに見やすかったんだと感動しつつ、小さな水星も大きな黒点も良く見える。アイピースから目を離したらすぐに対物キャップを付けて、レンズやサングラスの損傷を防ぐ。秋の早朝といえども太陽と1時間も見つめ合っていると汗だくです。
サングラスはたまにジャンク品として店頭にて販売しておりますが、熱により割れる危険性がないとはいえません。くれぐれも「見ないように!」してください。
太陽撮影には専用もフィルターが最適ですが、たまに撮影に使うぐらいでしたらアイピースのスリーブだけを取り外してサングラスを取り付け
上の写真のように撮影することも可能です。今の技術で安心、安全なサングラスを作って欲しいですね。



